インテージが実施した月例消費者信頼指数の消費変動(基準値3.0)は、「旅行・娯楽」が2021年12月の3.16から2022年1月は3.50と急増し、隔離緩和後において過去最高を記録した。都市別で見ると、ホーチミン市は3.41から3.47へと微増である一方、ハノイは2.91から3.56へと大幅に伸びている。
報道によると、1月1~3日の連休を利用し、南部の観光リゾートであるヴンタウには約6万人が訪れ、ホテルの宿泊費や名物のワタリガニの価格が高騰した。北部のサパ国立観光エリアには約1万7千人が訪問し、北部では自転車ツアー、紅河のスタンドアップパドルボードツアーなどの体験型アクティビティが増えている。
実際、アウトドアの娯楽を楽しむ人は徐々に増加中だ。国内在住のベトナム人約40名にアンケートを行った結果、ロックダウン後に頻度が増えた、また新しく始めた娯楽には「読書」、「エクササイズ・ヨガ」、「子供との時間」、「オンラインゲーム」、「ガーデニング」が挙げられた。
アウトドアの娯楽では、テント設営、調理、後片付けなどが必要なくラグジュアリーなキャンプ体験ができる「グランピング」が若者や芸能人を中心に流行している。南部のダラットやニャチャン、北部のドンモーやフンイエンにはトイレや電気が完備したテント・バンガローがあり、インドアの時間も堪能できる。
グランピングは、「Chill(のんびり楽しむ)」を求める若者のニーズに合致しており、今後はインドアとアウトドアを融合させた娯楽の需要の高まりが予測される。