ベトナム民間航空局の要請により、7月20日から各航空会社は有料の優先チェックインサービスの提供を停止する。
これは、7月20日の朝に開かれた民間航空局と各航空会社の代表、空港管理会社を交えた会議の後で決定された内容だ。空港管理会社は、各航空会社のサービス提供状況を管理監督する責任を負う。
ベトナム民間航空局のディン・ビエット・ソン副局長は、法的には各航空会社が有料の優先サービスを提供することには問題が無く、各航空会社は政府の管理機関に登録することが可能だと説明する。
しかし、審査の結果、有料のチェックイン優先サービスは、全体のサービスの質を低下させ、顧客の権利に影響を与え、社会に混乱をもたらす可能性があると評価された。
さらに、有料の優先チェックインサービスは、ビジネスクラスや優待会員向けのサービスに不合理を引き起こす可能性がある。エコノミークラスの乗客が有料サービスを購入した場合、ビジネスクラスの乗客と同様のサービスを受けられることになる。そうなれば、サービス対象者が増えすぎて、ビジネスクラスの乗客へのサービスの質が低下する可能性がある。
また、このサービスを購入してもセキュリティーゲートは一般客と同様に通過する必要があるため、空港の混雑状況を解決する方法にはなっていない。
ソン副局長によると、交通運輸省の議定92/2016号及び、通達29/2021号によりチェックイン手続きサービスは、地上の商業技術サービスに属するとされている。もし航空会社がサービス提供プロセスを変更する場合、各航空会社は実施前に管理当局へ報告する必要がある。
現在、ベトナム民間航空局は空港の混雑やキャンセルの問題を解決するために、インフラの改善、地上サービスの改善など様々なソリューションを展開している。
先日、VietjetとBamboo Airwaysは、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で、10万~14万VNDの費用で優先チェックインサービスの提供を開始した。このサービスは航空会社のチェックインカウンターでのみ適用され、セキュリティーゲートや搭乗口では適用されない。しかし、このサービスは乗客に不公平を引き起こすとして物議を呼んでいた。同じ種類のチケットで、チェックインカウンターが混雑しているときに、一方の乗客は1時間以上待たされ、もう一方の乗客は、料金を払えば優先される。
出典:20/07/2022 VNEXPRESS
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