ホーチミン市疾病予防管理センター(CDC)の調査によると、ホーチミン市の成人の36.2%がメタボリックシンドロームに該当しており、心血管疾患や糖尿病のリスクが増加している。
ホーチミン市のCDCが18歳から69歳までの1424人を対象に実施した調査では、メタボリックシンドロームは年齢と体重に比例して増加していることが分かった。年齢が高くBMI指数が高い人ほどメタボリックシンドロームの可能性が高くなる。18歳から29歳のグループでは、メタボリックシンドロームの割合は11%弱だった。
メタボリックシンドロームは、インスリン抵抗性、肥満、脂質異常症、高血圧など心血管疾患のリスク要因の複合的な状態とされている。メタボリックシンドロームに該当する人は、一般人と比べて糖尿病のリスクが5倍、心血管疾患のリスクが3倍、死亡のリスクが2倍高くなる。
過去20年間で、ホーチミン市のメタボリックシンドローム割合は急激に増加している。2001年におこなわれた同様の調査では、この比率は12%しかなく、2007年の全国調査でも13%であった。
「メタボリックシンドロームは、病気のリスクを高め死亡率と治療費負担を増加させます。市民のメタボリックシンドローム増加を抑えるために、効果的な介入戦略が必要になっています。」とCDCの担当者は述べた。
世界保健機関(WHO)によると、世界各国の成人の20~30%がメタボリックシンドロームに該当している。アジア諸国の場合この比率は、12~37%とされている。
医師達は、市民に対して理想的な体重を維持し、健全な食生活をおくり、自身の健康状態と年齢に応じた運動をおこなうことで自分自身と家族の健康を守ることに注意を払うよう呼びかけている。
出典:27/09/2022 VNEXPRESS
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