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【健康】保健省が医師の退職を懸念

(C)VNEXPRESS

ベトナム保健省は、一部の医療従事者が自分勝手に仕事を投げ出し、割り当てられた任務を十分に遂行していない場合、医師免許、看護師資格などのはく奪を検討していると発表した。

8月初旬にベトナム保健省は、COVID-19の拡大を受けて各地方自治体に日常な診察と治療体制の維持を要請した。しかし、自分勝手に職務を離れ、割り当てられた業務を十分に遂行しない医療関係者は依然として存在している。

そこで9月6日になって保健省は、各省と市の保健局に対して医療施設で働く人材を確保して適切に配置し、医療従事者が隔離された場合の予防措置も講じるように要請した。診察や治療などを通じて感染防止に貢献した医師や看護師には表彰や報奨が必要であるが、同時に各医療施設で働く医療従事者の管理監督も行う必要がある。

保健省によれば、自分勝手に業務を放棄したり、職業倫理に反する行為があった医師は、保健省に報告され、行政処分または、医師免許がはく奪処分が科されることになる。

一方で、最前線で働く医療スタッフには様々な困難が待ち受けている。ベトナム医療従事者労働組合によると、2020年のCOVID-19発生から8月9日までに、2300人以上の医療従事者が業務中にCOVID-19に感染し、ホーチミン市で2人、ビンズン省で1人の計3人が命を落としている。

これまでに、ベトナム北部と中部から1万6000人以上の医師と看護師が南部の医療を支援するために派遣されている。感染リスクの問題に加え、医療従事者は、過剰な患者数、急激な重症化、高い死亡率など様々な面で心理的プレッシャーにさらされており、医療設備、医療器具、防護服、食事、睡眠などの不足に悩まされている。

専門家は、最前線で戦う医療従事者には、危険手当、特殊業務手当、残業手当などの制度を導入する必要があると指摘する。

ベトナムの4月27日からの感染第4波による累計感染者数は、62の省と市で53万2491人となっている。

出典:07/09/2021 – VN EXPRESS
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