ベトナム中部ダナン市は、国家重点プロジェクトである南北高速鉄道計画について、市内区間の準備作業を本格化させている。用地取得や再定住地整備を急ぎ、事業推進体制の強化を進めている。
5月13日、ダナン市人民委員会のファン・タイ・ビン副主席は、関係部局や地方当局との会議を主宰し、市内を通過する南北高速鉄道プロジェクトの進捗状況について報告を受けた。
ダナン市内116kmを通過
計画によると、ダナン市内を通過する南北高速鉄道区間の総延長は約116.42km。ハイヴァン街区を起点とし、ヌイタイン村を終点として、24の行政区を通過する。
ダナン市当局はすでに用地取得対策指導委員会と2つの専門作業チームを設置しており、事業推進の加速を図っている。
また、補償や支援、再定住に関する2つの関連事業については、手続き簡素化と効率向上を目的に、統合プロジェクトとして再整理が進められている。
再定住地と墓地整備も進行
現在、ダナン市は再定住地および墓地整備に関する17件の申請書類を受理しており、このうち5件についてはすでに意見集約を完了。残る12件も審査が続いている。
ダナン市交通・農業建設投資プロジェクト管理委員会によれば、用地取得事業は主に以下の3分野で構成される。
- 補償業務
- インフラ移設
- 再定住地および墓地建設
現在までに、34か所の再定住地区と13か所の墓地区画について、現地境界の引き渡しが完了している。
「承認した場所から順次実施」
ダナン市土地開発センターは、土地調査や土地権利の確認作業を担当しており、関係機関との連携を強化している。
ダナン市は、「承認した場所から順次調査・実施する」という方針を採用し、作業の分散を防ぎながら全体スケジュールの維持を目指している。
地方予算を追加投入
ダナン市人民評議会は、2021~2025年中期公共投資計画に対し、地方予算の追加投入を承認した。
さらに、2026~2030年期間についても予算配分を検討しているほか、中央政府に対して追加財政支援も要請している。
これに関連し、建設省は財政省に対し、2026年予算計画への資金配分を求める文書を提出済みである。
7月までに課題解消へ
会議では、各部局や地方当局から、事業推進上の課題や障害について報告と提言が行われた。
ファン・タイ・ビン副主席は、建設局に対し、南北高速鉄道事業の投資主体であるタンロン・プロジェクト管理委員会と連携し、中央政府への改善提案を速やかに取りまとめるよう指示した。
また、各部局に対し、
- 7月15日までに未解決課題を処理すること
- 5月中に再定住地と墓地の1/500詳細計画を承認すること
を求めた。
さらに、投資主体、地方政府、関係機関が法的手続きを並行して進め、国家重点プロジェクト全体の進捗確保に向けて連携強化する必要性を強調した。



















