ベトナム首相と中国大使が会談
ベトナムのレ・ミン・フン首相は5月12日、中国の何偉(ハー・ビー)駐ベトナム大使と会談し、両国関係や経済協力について意見交換を行った。
会談では、ベトナムと中国の関係が近年大きく進展していることが確認され、特に先日行われたベトナムのトー・ラム国家主席の中国公式訪問が重要な成果を上げたと評価された。
フン首相は、この訪問によって政治的信頼関係が一層強化され、両党・両国関係が新たな段階へ引き上げられたとの認識を示した。
鉄道・物流インフラ協力を優先
フン首相は、両国が今後も首脳間合意を着実に実行し、高官交流を維持するとともに、実務協力をさらに深化させる必要があると強調した。
その中でも、戦略インフラ接続分野では鉄道協力を最優先事項として推進したい考えを示した。
また、国境経済回廊、物流センター、国境経済区、工業団地の整備を進めるほか、「スマート国境ゲート」の建設や越境経済協力区の早期稼働を急ぐ必要性にも言及した。
農水産品輸出拡大にも期待
フン首相は、中国側に対し、ベトナムが中国の「巨大市場共有・中国輸出」活動へ効果的に参加できるよう支援を求めた。
さらに、中国市場におけるベトナム産農産物、水産物、畜産品の市場開放拡大への期待を示した。
加えて、科学技術、教育、人材育成分野での協力強化や、2026〜2027年の「越中観光協力年」に向けた具体的計画策定、伝統医療を含む医療分野での協力拡大も提案した。
中国側「対ベトナム関係を重視」
何偉大使は、フン首相の提案に賛同を示した上で、中国はベトナムとの関係を重視し、優先的に発展させる方針だと表明した。
また、中国側は両国間の高官合意を着実に履行し、安定したサプライチェーンと生産チェーン構築に向けた協力を進める考えを示した。
さらに、中国はベトナムの「巨大市場共有・中国輸出」活動への参加を歓迎しており、特に農産品輸出拡大に向けて利便性向上を図るとしている。



















