総延長20km、投資額は約45.6兆VND
ハノイ市都市鉄道管理委員会(MRB)は、メトロ2A号線(カットリン〜ハドン線)の延伸区間「ハドン〜スアンマイ」に関する事前事業化調査案をハノイ市人民委員会へ提出した。
計画区間の延長は約20kmで、駅数は12駅。総投資額は約45.6兆VNDと試算されている。
完成後は、既存のカットリン〜ハドン線と接続し、「カットリン〜ハドン〜スアンマイ」全線で約33km、24駅規模となる見通しである。全線の所要時間は約46.3分とされている。
TOD開発を重視しルート変更提案
MRBによると、コンサルタントは3つのルート案を検討したが、交通需要と長期的な都市開発の両立を理由に「第2案」を推奨している。
この案では、路線の前半(S1〜S4駅)と後半(S7〜S12駅)は国道6号線沿いを通る一方、中間区間(S4〜S7駅)は、フーギア工業団地南側へルートを変更する。
目的は、TOD(公共交通指向型開発)モデルに対応した大規模開発用地を確保するためである。
約450haのTOD開発用地を想定
試算では、S2、S3、S4、S5、S6、S11の6駅周辺で、約450haのTOD用地開発が可能になるとしている。
特にS5駅とS6駅周辺では、約300ha規模の一体型都市開発が想定されており、
- オフィス
- 商業施設
- ホテル
- マンション
- 住宅
- 公園
- 各種サービス施設
などを組み合わせた複合都市形成を目指す。
また、S6駅は第2期フーギア工業団地と直接接続される計画であり、
- 研究開発
- ハイテク産業
- 製造業
などの投資誘致強化にもつながると期待されている。
農地取得やインフラ整備が課題
一方で、S4〜S7区間の多くは現在農地となっており、TOD開発を実現するためには道路やインフラ整備が新たに必要となる。
これにより、
- 初期投資コスト増加
- 国道6号線以外での用地収用
- 約188戸の立ち退き発生
などが課題として挙げられている。
車両基地はスアンマイ西部案を提案
運行インフラ面では、当初予定されていたフーギア地区ではなく、「スアンマイ西部」への車両基地設置案も提示された。
MRBは、双方向運行の効率化や、入出庫線の相互バックアップ体制構築に有利だとしている。
2026年着工、2030年完成目標
計画では、メトロ2A号線延伸事業は2026年着工、2030年完成を目標としている。
現在ハノイでは、
- メトロ2A号線(カットリン〜ハドン)
- メトロ3号線(ニョン〜ハノイ駅間高架区間)
が運行中である。
さらに市は、総延長約979km、18路線規模の大規模メトロ網整備を計画しており、総投資額は建設方式により1090億〜1370億USDに達する見込みである。
2025年末には、
- メトロ2号線(ナムタンロン〜チャンフンダオ間)
- メトロ5号線(ヴァンカオ〜ホアラック間)
も着工している。



















