重大な不正調査と工期維持を同時に指示
ベトナム政府は、建設中のロンタイン国際空港における違反疑惑について、捜査を加速する方針を示した。同時に、2026年中の運用開始に向けて工事進捗を維持するよう強く求めている。
4月21日、政府官房はファム・ザー・トゥック副首相による進捗会議の結論を公表した。
捜査は「責任の明確化」を重視
トゥック副首相は、違反処理にあたって「人・案件・責任を明確にする」ことを強調した。
また、ベトナム公安省に対し、関連する組織や個人の違反レベルを明確化するよう指示した。特に主契約者や施工指揮者の責任を重点的に調査する一方、無関係な関係者については工事継続への影響を避けるよう配慮する方針である。
ACVや財務省と連携し調査・精査へ
捜査当局はベトナム空港公社(ACV)、財務省、建設省などと連携し、関連書類の精査を進める。
違反のない工事については通常通り支払いを行い、問題のある部分については適切な処理を行う方針である。
幹部処分と刑事捜査が同時進行
中央監査委員会はACVの複数の幹部・元幹部に対し懲戒処分を決定し、一部は党から除名処分となった。
さらに公安省は、元ACV会長のヴー・テ・フィエット氏を「入札規定違反による重大な結果をもたらした罪」で起訴・拘束している。
2026年開業へ「課題山積」
政府は、2026年の商業運用開始目標について「依然として多くの課題がある」と指摘した。
主な問題として、未解決の支払い手続き、短い施工可能期間、人材不足、資材価格の高騰が挙げられている。
人材不足は5,500人超に拡大
ACVの報告によると、現時点で現場では5,500人以上の労働力不足が発生している。
背景には、同時期にドンナイ省で複数の大型インフラ工事(ビエンホア〜ブンタウ高速道路、ホーチミン〜ロンタイン高速道路拡張など)が並行して進行していることがある。
また、一般作業員だけでなく、設計コンサルや監理技術者といった高度人材も不足しており、設計承認や品質管理、支払い手続きにも遅れが生じている。
資材・燃料高騰でコスト圧力増大
現場では約2,500台の重機が稼働しているが、燃料費の上昇が大きな負担となっている。
燃料価格は従来比でほぼ倍増しており、各施工サイクルごとに追加コストが発生する状況となっている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















