今回は具体的なベトナムの申告システムについてです。ベトナムでは「VNACCS」というシステムが通関申告に使われています。このシステムは日本の通関申告システムの「NACCSS」を基に構築されたもので、全く同じではないにしても、共通している箇所がいくつかあり、日系の通関・物流業者には比較的馴染みやすいものだと思います。
実際の運用では、VNACCSを立上げ、申告内容を入力していきます。入力が完了するとシステムから申告書ドラフトが生成できて、Excel等で出力できるようになっています。
その申告書は全てベトナム語ですが、フォーマット自体は何となく日本の申告書に似ています。申告書内容を詳細に説明することは割愛しますが、申告書ドラフトの出力段階では、主題に「ドラフトの印刷」と記載され、申告書内容の確認が取れれば正式に送信し、送信後は「通関結果通知」へと変わります。
通関結果通知を見ると、申告対象の貨物が次にどのような扱いになるかがわかります。申告書の左上に「Ma phan loai kiem tra」という記載があり、そこに1から3の番号が自動的に発番されて示されます。
この番号の示す意味は1=許可扱い、2=書類審査、3=現物検査となり、これは日本でも同様で「申告区分」などと呼んでいます。
番号はシステムにより発番され、一般的には実績累積による審査で、過去に2か3が出た際の審査・検査結果に問題がなかった実績が累積されれば、1が出やすくなるイメージです。
次回はそれぞれの区分について、もう少し詳しくお話いたします。




















