ベトナム共産党政治局および書記局は6月11日、ハノイで全国会議を開催し、第14回党大会外交路線に関する決議第06号の実施方針について研究・普及を行った。
会議では、トー・ラム書記長・国家主席が指導演説を行い、今後のベトナム外交の方向性として5つの重点方針を提示した。
外交は国家発展の「前線任務」
トー・ラム書記長兼国家主席は、ベトナムが新たな発展段階に入る中で、外交は国家防衛の早期段階から関与し、安定した国際環境を構築する「重要かつ常時の任務」であると強調した。
また外交は、国家の規模・地位・文化的アイデンティティにふさわしい形で発展すべきであり、「独立・自主・平和・協力・責任あるベトナム」という国際イメージの確立に貢献する必要があると述べた。
外交政策の基盤は戦略的自主性と国家自立であり、国家利益を最大化するとともに、国民中心の政策運営と国際社会への積極的貢献を重視するとした。
さらに外交は党・国家・国民全体の事業であり、政治システム全体の総合力を活用する必要があるとした。
外交政策の5つの重点方針
トー・ラム書記長兼国家主席は、今後の外交政策として以下の5点を提示した。
① 平和と安定の維持
国際環境の安定を確保し、国家発展に有利な国際構造の形成において先導的役割を果たす。
②発展空間の拡大
外交を経済・社会発展と有機的に結び付け、新たな発展空間を創出し、外部資源の誘致を強化する。
③国際問題への積極的関与
国際社会の共通課題解決に責任ある形で参加し、多国間枠組みにおけるベトナムの役割と地位を向上させる。
④ 国家ブランドの格上げ
歴史的・文化的価値にふさわしい国家の地位向上を図り、世界文明への積極的貢献を行う。
⑤現代的外交体制の構築
包括的かつ現代的で専門性の高い外交体制を構築し、21世紀半ばに向けた国家発展目標の達成に寄与する。
政策の迅速な具体化を指示
トー・ラム書記長兼国家主席は各省庁・地方政府に対し、決議内容を迅速に行動計画へ落とし込み、実効性を確保するよう指示した。
また、中央と地方の連携メカニズムの改革や、組織体制の強化を通じて政策実行力を高める必要性を強調した。
最後に同氏は、第06号決議が早期に実生活へ浸透し、ベトナム外交が国家発展において戦略的役割を果たすことへの期待を示した。




















