ベトナム政府は企業と国民を支援するため、付加価値税(VAT)率を10%から8%へ引き下げる国会決議案の立案を要請した。
5月2日、政府は財務省に対して、政府関係者へのヒアリングをおこない、国会決議の草案を立案するよう指示した。
政府はまた、2023年の法令立案プロジェクトにVAT減税に関する決議草案を追加して、政府に代わって法務大臣が国会の常任委員会へ報告をおこなうことを決定した。
政府はさらに国会の常任委員会に対してこの決議草案を簡略手続きによって作成することを許可し、5月の国会に提出することを提案した。
「国会常任委員会への報告書には共産党代表団と国会常任委員会が政治局に対して苦しい状況にある国民と企業を支援するためのVAT減税政策について報告し、意見を求める内容が記載されている居なければならない」と政府関係者は話す。
4月中旬に財務省は、商品とサービスのVATを10%から8%に引き下げる提案をおこなった。これによって企業は請求書を発行する際にVATの割合を20%引き下げることができる。この政策は2023年末まで適用される見込みだ。
昨年にも政府は企業が新型コロナの影響から回復するのをサポートするためにVATを8%に引き下げた。財務省は、今年も民間の消費需要を刺激し、製造とサービスを早期に回復させるためにVATの減税措置が必要だとしている。
財務省は、VATの減税措置によって月間約5兆8000億VND(約334億円)の税収減となり、2023年下半期だけで約35兆VND(約2015億円)の税収減になると試算している。
出典:03/05/2023 VNEXPRESS
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