7月31日の昼頃、AK-47 を持った強盗がトゥアティエン・フエ省のドンバー市場にある2軒の貴金属店に侵入し、ゴールドを強奪すると、路上に盗んだゴールドをばらまいて逃走した。
7月31日の12時半ごろ、警察官の制服を身に着け、AK-47で武装した男が、ドンバー市場にある2軒の貴金属店に押し入った。男は、ショーケースに向けて何度も発砲してガラスを壊すと、中にあったゴールドを袋に詰め込み、市場の入口に向かって走るとチャンフンダオ通りの前で盗んだゴールドをばら撒き「ゴールドを貧しい人に」と叫んだ。
目撃者によると、男はその後、ザーホイ橋まで歩きチンコンソン通りに向かいながら、空に向かって何発も銃を発射した。襲われた貴金属店では女性店員一人が腹部を負傷し、病院に運ばれた。
トゥアティエン・フエ警察は、強盗を検挙するため、すぐに多くの警察官を投入した。交通警察は、周辺を封鎖し、警察官が市民に対して危険なので周辺に近づかないよう警告した。他にも消防隊員や装甲車に乗った武装した機動警察官が、ザーホイ橋周辺に集結した。
ドンバー市場前のチャンフンダオ通りは通行止めとなり、ドンバー市場で働く数百人の商売人とザーホイ橋周辺の住民が、家の戸締りをして現場から避難するように要請された。しかし、現場付近では、ばら撒かれたゴールドを見て、多くの人がゴールドを拾おうと集まったため、一時騒然となった。
同日の14時ごろ、容疑者とみられる人物がザーホイ橋の近くにある公園に隠れているのが発見され、トゥアティエン・フエ警察のダン・ゴック・ソン副所長が説得にあたった。
その後、容疑者は、警察の説得に応じて銃を捨てて投降した。男の名前はゴー・バン・クオック(38歳)で、トゥアティエン・フエ省のフーントゥイ村に住んでいた。
警察は、男からAK-47自動小銃と空の弾倉、薬きょう、多数の弾薬の入った箱などを押収した。
被害にあった貴金属店は警察の現場検証のために封鎖された。店舗のガラス製のショーケースは、銃弾によって少なくとも2か所に穴が開き、周辺にはガラスの破片が飛び散っていた。
ドンバー市場は、トゥアティエン・フエ省で最も有名で賑やかな市場として知られている。フエを旅行で訪れる国内外の観光旅行客にも人気のスポットだった。
出典:31/07/2022 VNEXPRESS
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