ミレニアル世代やZ世代などの世代間ギャップを理解して、チームマネジメントに活かす話を耳にします。1980年までに生まれた人をX世代、1981年~1996年に生まれた人をミレニアル世代と定義すると、Z世代は1996年以降に生まれた若手世代です。
今後のベトナムの組織成長のドライブは彼らの活躍抜きに語れませんし、弊社でもこの世代の成長と活躍が目立っています。彼らの特徴をいくつか挙げます。
①テクノロジーに精通。この世代はデジタルネイティブであり、テクノロジーを使った作業やコミュニケーションに長けています。新しいアプリやツールを素早く習得することが得意です。
②多様性と包括性への理解。多様なバックグラウンドや文化を受け入れ、尊重する傾向があります。チームワークや問題解決においては様々な視点を統合する特徴があります。
③自己学習と成長意欲。自己学習への意欲が強く、情報を容易に入手できるので自己研鑽に励む姿勢が見られます。
④社会的意義への関心。持続可能性や社会的な問題に対する関心が高く、企業が社会的責任を果たすことや、価値観に合致する組織で働くことを重視します。
一方、理不尽なヒエラルキーや前近代的なマネジメントに異を唱える傾向が強く、「上司の言うことは絶対」という世代は扱いづらいとレッテルを貼りがちです。しかし、コミュニケーション手法やデジタルツールが大きく変化する激動の時代、彼らの能力を発揮させる視点で組織や戦略を考えると、成長の絵が見えてくるかもしれません。