明らかな迷惑メールとは何でしょうか。まず、身に覚えのない差出人から届いたメールは注意が必要です。メールを開封したことを通知する機能を備えていたら、マルウェア(ウィルス)が添付されている可能性も否定できません。
一方、知人や取引先からのメールであっても、昨今流行しているマルウェア「Emotet」のように本人から送信されて、メール本文や添付ファイルを詐称されている可能性もあります。
また、著名な差出人(金融機関やAmazon等)を詐称したメールは、巧みに個人情報を盗み出そうとしていますから、相手にしないことです。これらのメールは巧妙に作成されているため、騙されないようにしましょう。
迷惑メールかどうかわからないメールは、基本的にすり抜けて届きます。自身の趣味嗜好や過去のメールなどをすべてAIが把握したとしても届きますし、誤判定される場合もあります。また、その日の気分で「必要なメール」とも「迷惑メール」ともなるので、すべてはメール受信者の主観とも言え、新聞の折込みチラシなどと似ています。
迷惑メールがなくなることはありません。あなたに必要なメールも、新規のお客さんからの問合せメールも、迷惑メールもすべて届きます。機械判定では新規顧客となり得るメールを取りこぼすこともありますし、逆に迷惑メールにあふれて必要なメールを読み落とすこともあるでしょう。
「メールとはそういうものだ」という理解のもと、ビジネスの一助として利用できれば最強の武器ではないでしょうか。