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マーケッターの 独り言 Vol.67
1年を振り返る評価調査を実施
ベトナム人にとって2023年とは?

 昨年の2023年はベトナム人にとってどのような年だったのでしょうか? 当社はベトナム全土の16~44歳の男女300名を対象に、2023年12月に調査を実施しました。

 調査によれば、2023年を10段階で評価をする質問に対して、43%の参加者が6以下の数値を選択回答しています。こういった調査では楽観的な回答を返すことが多いベトナム人には稀な回答で、2023年がベトナムの人々にとって楽な年ではなかったことを示しています。

 2023年の振り返りを「大変良好」、「良好」、「どちらでもない」、「良好ではない」、「全く良好ではない」の5段階評価をしてもらいました。「健康」、「自己実現」、「家族や友人との関係」に関しては、多くの人が「大変良好」または「良好」と回答していたのに対し、「金銭面」と「キャリア」では、経済的な不安が広がっていたことから、多くの参加者が「良好ではない」か「全く良好ではない」と回答していました。

 特に「金銭面」に関しては22%の人が「良好」以上と評価している一方で、47%が「良好ではない」と「全く良好ではない」と否定的な評価をしました。

 一方で、2023年は「チャイナプラスワン」として、多くの国からベトナムへの注目が集まる年でもありました。欧米とアジアの著名な企業から大規模な投資の発表が相次ぎ、中期的なベトナムの成長を予感させるニュースが多く見られました。2024年には前半に景況が厳しいとの予測もありますが、日系企業にとっては中間層の増加から付加価値消費の需要が増え、多くの機会が待っていると考えられます。

黒川 賢吾 Kengo Kurokawa
Asia Plus創業者兼代表取締役。NTT、ソニー、ユニクロを経てベトナムで起業。ベトナム最大級のオンラインリサーチパネルを利用して年間200以上の調査をこなすリサーチのプロ。