ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

マーケッターの 独り言 Vol.65
ベトナムのモータリゼーション
自動車はバイクに置き換わるのか?

 JETROの調査報告(2023年8月)によると、ベトナムの2輪市場は販売不振と分析されている。バイクの販売台数はコロナ禍前の水準である320万台へは到達できず、300万台を超えた程度である(2022年)。

 一方で、自動車の販売台数は前年比33%増の50万台(2022年)を記録して過去最高だった(2023年は経済減速や金利上昇の影響で一時的に停滞中)。上述の調査報告書では2輪市場の飽和や自動車への買替えが原因と分析。加えてベトナム政府は、2030年以降の2輪車の都市内部への乗入れ規制を2022年に宣言しているが、2輪車の販売台数が減少する可能性は少ないと分析する。

 1つ目の理由は公共交通機関の課題。ハノイ市内では都市鉄道2A号線が開業したが、その他の都市鉄道やバスなど公共交通機関の整備は遅れており、2輪車の代替手段が十分に確保されていない。

 2つ目の理由は消費者視点。ベトナム人にヒアリングすると、「車は税金が高くて買えない」、「バイクは安価で速いが、車やバスは渋滞に困って使いづらい」との回答が多い。

 3つ目の理由はフードデリバリー市場の拡大。2輪配達が一般的で、ベトナム市場について大手市場調査会社のIMARCは、2022年から2028年にかけて約7億USDから約18億USDに急成長すると分析した(2023年3月)。

 以上の理由から、引き続き2輪市場の販売台数は維持すると思われる。最近はVinfastの電動バイクタクシーも増えている。充電ステーションなどの周辺分野で日系2輪メーカーとのタッグを期待したい。

 この連載は今回が最終回になります。これまでご愛読いただきありがとうございました。

伊藤瑠玖 Ruku Ito
愛知淑徳大学ビジネス学部ビジネス学科グローバルビジネス専攻3年。三重県木曽岬町出身。真田幸光ゼミナール所属。大学で学んだ英語力の向上と国際ビジネスの実践を体験するためにインテージベトナムでインターン。