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マーケッターの 独り言 Vol.69
ベトナムの若者が使うiPhoneアプリ
SNS、動画、EC、キャッシュレスも増加

 今回はベトナム人のモバイルアプリの利用について、リサーチ結果を共有したいと思います。

 当社ではホーチミン市とハノイの20~30代のiPhone所有者100人を対象に、iPhoneの「スクリーンタイム」というアプリの利用状況が把握できる機能を使うことで、利用時間や使用アプリを調査しました。

 平均的なベトナム人は1日に5.5時間アプリを使用しており、週に27の異なるアプリを利用していて、ベトナム人のスマートフォン依存の高さが伺えます。

 特にソーシャルメディア、メッセージング、ゲーム、動画アプリの人気が高く、Facebook、TikTok、Zalo、メッセンジャー、YouTubeの6つのアプリの合計が利用時間の83%を占めています。ほぼ全てのユーザーがZaloとFacebook(メッセンジャー含む)を使用しており、Facebookは依然として高い利用率を維持しています。

 一方で、TikTokは特に若い層の間でのショート動画人気に加えて、オンラインショッピングなどでの利用も進んでいることから利用が一段と増加しています。

 さらに、生活関連アプリの利用も拡大しており、ECアプリの利用者が7割、ライドシェア(フードデリバリー含む)の利用者が5割に上り、前年から2桁増加しています。

 モバイルペイメントとデジタルバンキングアプリの利用者は88%に達し、前年の75%から大きく増加しており、生活におけるDX化が進んでいることが示されました。

 今後も情報のハブとしてのソーシャルメディアの利用が続く一方で、より生活関連アプリの多様化が進んでいくと考えられます。

黒川 賢吾 Kengo Kurokawa
Asia Plus創業者兼代表取締役。NTT、ソニー、ユニクロを経てベトナムで起業。ベトナム最大級のオンラインリサーチパネルを利用して年間200以上の調査をこなすリサーチのプロ。