ホーチミン市人民委員会庁舎は、9月の連休中に一般開放され、今後も引き続き定期的に開放される予定だ。
国家芸術建築遺産に指定されているホーチミン市1区レタントン通りにあるホーチミン市人民委員会庁舎の見学ツアープログラムがホーチミン市観光局とホーチミン市人民委員会事務局によって承認された。
「特に問題が無ければ9月1日と2日に一般解放されます。その後は、毎月の最終週の土曜日と日曜日にも人民委員会庁舎を一般開放する予定です」とホーチミン市人民委員会のダン・クオック・トアン事務局長は、8月17日の定例記者会見で述べた。
これより前の4月30日の祝日にホーチミン市人民委員会庁舎が初めて一般開放され、国内外から1500人近くの旅行者が訪れた。この有名な建築物を見るために、来場者は事前に登録する必要がある。
来場者は、メインロビー、1階と3階にある国際レセプションルーム、第5会議室、バルコニーなどを見学し、建物建設の歴史や特徴、芸術的なデザインについて説明を受けることが出来る。
この見学プログラムはホーチミン市がオープンでフレンドリーな年のイメージを構築するための活動の一環だ。
ホーチミン市人民委員会庁舎は、フランス北部の鐘楼をモデルに建築家のフェルナン・ガルデスが設計し、1889年から1909年にかけて建築された。また、外壁の装飾は彫刻家のルイ・ルシアン・ルフィエが施したものだ。
フランス統治時代、この建物はパブリックホールとして使用され、ベトナム共和国時代はサイゴン市庁舎と呼ばれていた。1975年以降、この建物はホーチミン市人民委員会庁舎として使用されている。
この建物は、オペラハウス、ホーチミン市郵便局、ホーチミン市人民裁判所と並び、ホーチミン市に残るフランス建築遺産の1つだ。2020年にこの建物は、文化・スポーツ・観光省によって国家芸術建築遺産に指定された。
出典:18/08/2023 VNEXPRESS
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