ホーチミン市警察は、何時間にも及ぶ捜査の結果、3歳と7歳の少女をビンタイン区の高級アパートに誘拐、監禁していたファン・フィン・ニャット・ヴィ―容疑者を発見し、子供たちを無事救出した。
およそ2日間に及ぶ捜査の末、4月8日の昼頃にホーチミン市警察は1区警察と連携してビンタイン区にある高級アパートのサイゴンパールに踏み込み、2人の女の子を救出し、誘拐の容疑でティエンザン省出身のファン・フィン・ニャット・ヴィー容疑者を逮捕した。
1区警察署のグエン・ハイ・フック署長によると、ヴィー容疑者は、お金と食べ物で子供たちを誘い、アパートに連れ去ったことを認めたが、暴力的な行為はなかったと供述している。
現時点ではヴィー容疑者の単独犯とみられており、警察が動機の解明にあたっている。
4月7日の昼頃、グエン・ティ・チーさん（27歳）が4人の子供のうち娘2人が行方不明だと警察に届け出た。チーさんは、毎日子供たちを連れて1区にあるグエンフエ歩行者天国に行き、お菓子を販売していた。
4月3日の夜、チーさんは、10歳の娘に生後9か月の赤ちゃんを抱かせてドンコイ通りでキャンディーを売るように指示し、自身は残った2人の娘を連れて通りの反対側でお菓子を販売した。19時になるとチーさんは、近くにいた飲み物を売っている人に子供たちを見ていてくれるように頼んで、100m先にいた借金取りのところへ向かった。
しかし、5分ほどで戻ってみると2人の娘の姿が無く、道路の向かい側にいた長女に聞いても知らないと言われ、1区の警察に届け出た。
チーさんによると、子供が生まれた後、2人いた夫は一緒にいることを拒み何の援助もしてくれなかった。子供達が行方不明になったときにチーさんはこの2人にも連絡したが、子供たちのことは知らないと言われた。チーさんの両親はフーイエン省におり、高齢で病気がちなため子供たちの面倒を見ることが出来ない。
ホーチミン市警察では200人の捜査員を動員して、付近の娯楽施設や公園などを捜索した。
その結果、若い女が子供達に近づいて連れ出し、その後、配車アプリを使って車で子供たちをサイゴンパールまで連れて行ったことが分かった。
出典：2024/04/08 VNEXPRESS提供
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