ファン・ミン・チン首相は、ロシアでプーチン大統領と会談し、両国関係の柱であるエネルギー、石油、ガス協力の重要性に言及した。
ベトナム外務省によれば、ファン・ミン・チン首相はロシアのカザンで開催された2024年BRICS首脳会議に参加し、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と会談した。
プーチン大統領は、6月にベトナムを国賓訪問した際のベトナムの歓迎に対して感謝の意を述べ、両国の合意事項を促進し、二国間協力におけるいつくかの問題に関して解決方法を模索していくことを確認した。
ファン・ミン・チン首相は、ベトナムは常にロシアとの包括的な戦略的パートナーシップを重視しており、あらゆる分野で協力関係を効果的に深化させたいと述べた。
両国の首脳は、ベトナムとロシアの関係は絶えず強化、発展しているが、設定した目標にはまだ到達しておらず、経済、貿易、投資、観光、再生可能エネルギー、インフラなどの分野におけるさらに緊密な協力が必要とされているとの認識で一致した。
ファン・ミン・チン首相は、ベトナムへの投資に関心を示すロシア企業に対して優遇措置を適用する用意があると述べ、プーチン大統領に対して、ロシア政府がベトナム側と連携してあらゆる分野での協力を継続し、双方の利益の調和を図れるように配慮と指導を求めた。
両首脳は、両国関係の重要な柱の一つであるエネルギー・石油・ガス協力の重要性を強調し、ベトナムとロシアにおける石油・ガス事業の拡大を引き続き奨励し、有利な条件を作り出すことで合意した。
両国は、グリーン成長と安定した成長に適した方向性で両国の成長ニーズを満たすエネルギー開発協力プロジェクトを促進したい考えだ。ベトナムとロシアは、技術移転、人材育成、専門家チームの構築において協力関係を強化する。
チン首相とプーチン大統領はまた、科学技術、教育訓練、観光、物流など様々な分野での協力強化の方向性と方策について議論した。
チン首相は、ロシアに対してロシア在住ベトナム人コミュニティが安定して生活し、働ける条件を整え、両国国民の友好と協力の架け橋として貢献できるように求めた。ロシアは、現在ロシアに留学するベトナム人学生1000人を対象にした奨学金制度を引き続き維持すると伝えた。
ベトナムとロシアは2012年に包括的な戦略的パートナーシップを締結した。プーチン大統領は今年6月にベトナムを訪問し、両国は経済、貿易、安全保障、インフラ、エネルギーといった分野で協力関係を強化することで合意していた。
出典：2024/10/25 VNEXPRESS提供
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