世界銀行（WB）が発表した最新の海外送金に関するデータによると、2020年のベトナムへの海外からの送金額は172億USDだったことがわかった。
これにより、2020年のベトナムへの海外からの送金額は、2019年に比べて3%弱増加したことになる。ベトナムは、世界の中・低所得国の中で、海外からの送金額が多い国のトップ10に入っている。また、2020年の海外からの送金額は、ベトナムのGDPの5%に相当しており、アジア・太平洋地域でGDPと海外送金の比率が最も高い10か国のうちの一つとなっている。
世界銀行は、世界の送金額は2021年には回復し、中・低所得国への海外からの送金額は、全体で5.6%増の4700億USDに達すると予測している。しかし、当然のことながらこの予測は、今後のCOVID-19が世界経済に与える影響と世界の感染防止対策の成果に依存することになる。
ベトナム国家銀行ホーチミン支店によると、2021年1月から4月までのホーチミン市への送金額は20億USDを超えており、前年同期と比べて11% も増加した。COVID-19の感染拡大が続くなかでも、2021年のホーチミン市への海外からの送金額は前年を下回ることはないとみられている。海外からの送金は、主に製造と経営分野への投資に集中しているが、およそ20%は不動産に投資されている。
出典：24/05/2021 SAI GON GIAI PHONG
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