ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【社会】ホーチミン市、9月15日まで社会隔離措置を継続

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は、9月15日までは、これまでと同様の社会隔離措置を継続すると述べた。但し、グリーンゾーンの住民は週に1回買い物に外出することができるようになる。

上記の情報は、9月6日の夜におこなわれたライブストリーム番組『市民との対話』でマイ主席が明らかにした内容だ。ホーチミン市のトップが市民とSNSを通じて直接対話したのは、今回が初めてのことだった。

番組の冒頭で、マイ主席はホーチミン市がCOVID-19によって非常に困難な状況にある中で、人民委員会主席の任務を引き受けたとし、各種専門家、企業、科学者のチームと協力して、COVID-19を克服して社会・経済を回復させるための系統だった計画を立案しているところだと述べた。

これまでにホーチミン市では18歳以上の人口の82%にあたる630万人が1回目のワクチン接種を終え、50万人以上が2回目の接種を完了している。ホーチミン市では、9月15日までにワクチン接種が可能な人の90%以上にワクチン接種をおこない、同時に十分な期間が過ぎた人へ2回目の接種を進めたい考えだ。

マイ主席は、ホーチミン市は感染が蔓延しており、あらゆる活動について安全を保障する条件が必要になるとして、「2回のワクチン接種が完了した人は、自由に活動に参加できるようになるでしょう」と明らかにした。ワクチン接種が完了した人は抗体を持つことになるが5Kルールは依然として遵守する必要がある。ワクチンを接種したからといってCOVID-19に絶対に感染しなくなるわけではない。従ってワクチンの2回接種だけが唯一の条件というわけでも絶対に安全というわけでもない。

マイ主席によれば今後9月15日までは、ホーチミン市はグリーンゾーンでのテイクアウトサービスを試験的に再開させる方針だ。9月15日以降、感染状況が改善していれば、ホーチミン市は安全な地域での一部の活動を再開させる。再開が見込まれている活動は、Eコマース、物流、医療設備製造、食料品店、ガソリンスタンド、建設現場、建設資材販売などである。安全かつ十分な感染対策の管理が出来ている業種については、活動再開が優先されるとみられている。

いつになれば社会隔離措置が緩和されるか?という問いに対してマイ主席は、これは安全が確認された場所から緩和するという原則に基づいて実施されると述べた。そのため、今後ホーチミン市は実際の感染状況に応じて段階的に緩和し、市民の健康確保と社会経済状況の安定という2つの目標を達成させたいとしている。

マイ主席は、9月15日まではこれまでの2週間と同様の社会隔離措置の適用を継続するが、グリーンゾーンの市町村にあるスーパーマーケットや販売店は営業し、市民は週に1回買い物に行くことができるとした。レッドゾーンについては、市民に変わって配達員が買い物を代行することになる。

マイ主席は、社会隔離措置の解除時期は、感染状況によって異なるため現段階でいつ解除できるかを明言することは出来ないとした。ホーチミン市は政府議決86号に基づき、9月15日までに感染を抑制させるという目標達成に集中している。そのため、検査によるF0の発見と治療を推進し、死亡率を低下させ、社会保障を確保し、ワクチン接種を進めるために社会隔離措置が必要であるとしている。

社会保障問題について、マイ主席は、ホーチミン市は社会隔離措置が継続する中で、仕事や収入を失った人々を引き続き支援していくと述べた。保障金額は予算にもよるが、150万VND以下になるとしても毎月継続的に支払う方向だとしている。さらに、1人当たり15㎏のお米と食料パッケージが支給される。ホーチミン市では他にも家賃補助や電気・水道代の減額など様々な方法での支援も検討している。

これまでにホーチミン市は、貧困層に向けて6兆ドンの支援をおこなってきた。また、160万袋の社会保障パッケージと14000トンの米も支給している。

「ホーチミン市には1000万人以上の人口がいるとみられ、自治体で全てをカバーしきれていないことは事実であり、申し訳なく思います。」とマイ主席は話し、現在戸籍や居住証明にこだわらずに積極的に市民をサポートしていることを明かした。9月6日以降に支援金を受け取っていない人は、地元の役場に連絡し、リストに追加してもらう必要がある。

マイ主席は、ホーチミン市の権限による政策については、企業、市民、自治体が事前に準備出来るように出来る限り9月15日までに立案と発表をしたいと述べた。国の権限による政策ついては、政府の承認を待つ必要がある。

またマイ主席は、ホーチミン市は市民の帰省を禁じていないとして、ワクチンを2回接種した人は、9月15日以降帰省することができると述べた。しかし、感染状況は依然として複雑で、COVID-19感染防止規定では、市民は感染地域から自由に移動してはならないとされている。

マイ主席によればホーチミン市は、これまでも他省と協力して数万人の市民の帰省に協力してきた。しかし、地方は受け入れ可能な人数に限度があり、それほど多くの人が帰省できているわけではない。ホーチミン市では、現在も同郷人会を通じて帰省登録を希望している人の帰省を地方自治体と調整している。

9月6日時点で、ホーチミン市の感染第4波による累計感染者数は25万8536人に達し、”誰もがその場にとどまる”という原則に基づく社会隔離措置の引き締めから15日が経過した。ホーチミン市では、99日間連続で様々なレベルでの社会隔離措置が適用され続けている。

2021年1月1日から現在までにホーチミン市ではCOVID-19によって1万685人が死亡し、現在も4万2665人が病院で治療を受けている。

出典:06/09/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作