「融資承認済み」と突然入金 ベトナムで新型詐欺が発生
見知らぬ相手から突然160万VND送金
ベトナム北部フートー省公安は、新たな手口による金融詐欺が確認されたとして、市民に警戒を呼びかけた。
数日前、タムノン村公安は、地元在住のH.H.Lさん(30)から相談を受けた。
Lさんによると、自身の銀行口座に突然、合計160万VND超の送金が2回に分けて行われたという。
その数分後、身元不明の電話番号から「あなたのローン申請が承認された」とするメッセージが届き、融資情報確認用としてリンクへのアクセスを求められた。
不審に思ったLさんは、直ちに公安へ届け出た。
高度IT犯罪グループによる新手口
公安当局が調査した結果、Lさんへ送金した口座は、高度IT技術を利用した詐欺グループと関係していることが判明した。
警察によれば、これは被害者に精神的圧力をかけ、金銭をだまし取る新たな詐欺手法だという。
犯人グループは意図的に被害者口座へ送金し、
- 「融資」
- 「ローン実行」
- 「金融支援」
などと記載する。
その後、金融会社職員や債権回収業者を装い、返済や高額利息支払いを執拗に要求するという。
家族や勤務先へ情報拡散し脅迫
さらに犯人らは、
- 個人写真
- 身分証画像
- 銀行取引情報
などを加工し、被害者の家族や友人、勤務先へ送信して精神的圧力をかけるケースも確認されている。
実際には借金をしていないにもかかわらず、社会的信用失墜への不安から送金してしまう被害者もいるという。
「誤送金」を装うケースも
別の手口として、犯人が「誤って送金した」と主張し、返金を求めるケースもある。
しかし、銀行経由ではなく、
- 偽の国際送金サイト
- 偽決済アプリ
などのリンクを送付し、アクセスを誘導する。
利用者が個人情報や銀行情報、OTP認証コードを入力すると、口座を乗っ取られ、不正送金被害につながるという。
公安「不審送金は銀行へ連絡を」
公安当局は、市民に対し、
- 出所不明の送金を勝手に使用しない
- 見知らぬ相手へ直接返金しない
- 銀行へ正式確認する
- OTPや口座情報を他人へ教えない
- 不審リンクを開かない
- 正体不明アプリをインストールしない
よう呼びかけている。
また、不審な取引や脅迫的な電話・メッセージを受けた場合には、速やかに最寄り公安へ通報するよう求めている。




















