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マーケッターの 独り言Vol.26
カメラとフードデリバリー
韓国IT企業のアプリが躍進

 韓国IT企業のベトナムへの進出と投資が活発だ。まずは、LINEの親会社である韓国最大手のIT企業Naverを紹介する。2017年の音楽ライブ動画配信サービス「VLIVE」から始まり、今年は自撮り写真の編集に特化したカメラアプリ「SNOW」と「B612」が、10~20代のベトナム女性の心をつかんだ。

 これらからFacebookやInstagramに投稿された写真が話題になり、2つを合わせたFacebookフォロワー数は約450万人。弊社5月の自主調査(ホーチミン市・ハノイ計400サンプル、10~20代の女性)でも、よく使うカメラアプリは「Camera360」(47%)に次いで「SNOW」(40%)、「B612」(39%)と2位と3位を占めた。Naverはさらなるユーザー拡大を狙い、2023年までに3億円を「SNOW」に投資する予定である。

 次は、韓国最大のフードデリバリーサービス「BAEMIN」を提供するWoowa Brothers。2019年5月からベトナム市場に参入し、当初は競合のGrabFood等に苦戦したが、現在はFacebookフォロワー数18万人、アプリダウンロード数100万回以上と存在感を増している。ベトナムで人気MCの1人であるチャン・タイン(妻は韓国系タレントのハリ・ウォン)を広告に起用し、YouTube広告等が話題となったことも大きい。

 ベトナムのフードデリバリーサービスの市場規模は2020年には3800万USD(約41億円、Euromonitor調べ)に達すると予想されている。成長する市場の動きに呼応するかのように、Woowa Brothersは調理設備を貸与するBAEMIN Kitchenをホーチミン市では現在の2ヶ所から4ヶ所に増やし、フードデリバリー事業の拡大をさらに促すとしている。

柳 甫佶 Paul Ryu
INTAGE VN のMarketing Manager。INTAGE Japanで海外調査担当後、日本人の妻と一緒にINTAGE VNへ赴任。日本でBranding Masterを取得(九州大学大学院)。レポートの詳細はWebサービスのSlideShareで「VIEVIEW」と検索。