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【経済】ベトナムの履物・かばん産業、構造改革で輸出10%増を目指す

ベトナム皮革・履物・かばん協会(Lefaso)全国大会の様子
(C)THANH NIEN

ベトナム靴かばん産業、構造改革で輸出10%増へ Lefasoが今後の戦略を発表

ベトナム皮革・履物・かばん協会(Lefaso)は7月9日、ホーチミン市で第8回全国大会(2025~2030年度)と設立35周年記念式典を開催し、2025年の輸出成長目標として前年比10%増、約290億ドルを掲げた。

同協会によれば、ベトナムはすでに世界第3位の靴生産国、そして第2位の輸出国となっており、米国、EU、韓国、中国、英国などが主な市場である。とりわけ米国市場では長年、ベトナム製の靴が10%程度の関税に抑えられてきた。

しかし、世界的な貿易環境の変化やコスト高の影響を受け、ベトナム企業は今後、関税の低い中東、アラブ、アフリカ市場への進出に活路を見出そうとしている。

輸出増に向けた課題と方向性

Lefasoは、持続可能な製造体制や「グリーン基準」への対応、部品や素材の内製化率向上を急務とし、国際基準に応える産業構造への転換を呼びかけた。

Lefasoのレ・バン・ヒー副事務局長は、「良いデザインは芸術作品であると同時に、産業の実用的な解決策でもある」と述べ、グローバル市場での存在感を高めるためにデザイン力の強化も不可欠だと強調した。

Lefasoの役割と業界の未来

また、Lefasoは首相直属の行政改革諮問評議会の一員として、長年にわたり政策提言活動を続けており、次期任期でもこの役割を強化していくとした。

Lefasoグエン・ドゥク・トゥアン会長(69歳)は「業界はゼロからスタートし、今では150万人以上の熟練労働者を擁する世界有数の産業となった。引き続き今後10年間も先頭に立って業界を牽引する決意だ」と語った。

Lefasoの報告によれば、2024年末時点で正規会員数は260社に達し、昨年6月には関連企業による連携クラブも発足するなど、業界内の連携強化が進んでいる。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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