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ベトナムにおける通関業務②|通関システム「VNACCS」について|通関・物流の豆知識Vol.05

NSPG Logistics and Engineeringの高野社長

 今回は具体的なベトナムの申告システムについてです。ベトナムでは「VNACCS」というシステムが通関申告に使われています。このシステムは日本の通関申告システムの「NACCSS」を基に構築されたもので、全く同じではないにしても、共通している箇所がいくつかあり、日系の通関・物流業者には比較的馴染みやすいものだと思います。

 実際の運用では、VNACCSを立上げ、申告内容を入力していきます。入力が完了するとシステムから申告書ドラフトが生成できて、Excel等で出力できるようになっています。

 その申告書は全てベトナム語ですが、フォーマット自体は何となく日本の申告書に似ています。申告書内容を詳細に説明することは割愛しますが、申告書ドラフトの出力段階では、主題に「ドラフトの印刷」と記載され、申告書内容の確認が取れれば正式に送信し、送信後は「通関結果通知」へと変わります。

 通関結果通知を見ると、申告対象の貨物が次にどのような扱いになるかがわかります。申告書の左上に「Ma phan loai kiem tra」という記載があり、そこに1から3の番号が自動的に発番されて示されます。

 この番号の示す意味は1=許可扱い、2=書類審査、3=現物検査となり、これは日本でも同様で「申告区分」などと呼んでいます。

 番号はシステムにより発番され、一般的には実績累積による審査で、過去に2か3が出た際の審査・検査結果に問題がなかった実績が累積されれば、1が出やすくなるイメージです。

 次回はそれぞれの区分について、もう少し詳しくお話いたします。

著者紹介:高野 純平 Jumpei Takano
NSPG Logistics and Engineering代表取締役。日本、中国、タイで機械設備の輸送、通関、据付に約15年間従事。2020年1月にNSPGを創業し、主にベトナムでの機械と設備関連の通関、輸送、据付サービスを提供。

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