ホーチミン市タインミータイ区、歩道・車道占拠を取り締まり
ホーチミン市のタインミータイ街区で3月13日、歩道や車道を占拠する露店の取り締まりが行われた。地元警察が住民からの苦情を受けて実施したもので、生活環境の改善を目的としている。
今回の取り締まりは、住民から強い不満が寄せられていた路地の露店営業を対象とした。
「鶏市場」の悪臭と衛生問題
問題となっていたのは、グエンバントゥーン通りの4番路地と、ディエンビエンフー通の561番路地付近である。
この地域では、露店が歩道や車道を占拠して生きた鶏を販売し、その場で屠殺するケースも多かった。道路には鶏の羽や排泄物、内臓などが散乱し、強い悪臭が発生していた。
地元住民の一人は次のように語る。
「家の扉を開けると鶏の羽が家の中に飛び込んでくる。臭いも耐えられない。子どもを外で遊ばせることもできない」
また別の住民は、屠殺後の廃棄物が排水溝に流れ込み、雨や高潮の際に汚水が溢れることもあると指摘した。
警察が各店舗を訪問し是正指導
こうした状況を受け、タインミータイ街区警察は歩道・車道の秩序回復に向けた取り締まりを開始した。
今回の活動では、罰則の適用だけでなく
- 露店への直接訪問
- 都市秩序や防火に関する説明
- 自主的な是正の呼びかけ
などを中心に対応が行われた。
通行路に物品や廃品を置いていた世帯に対しても、火災防止の観点から整理を求めた。
説明を受けた多くの露店は商品を屋内へ移動させ、歩道や車道を再び占拠しないことを約束する誓約書に署名したという。
商売の事情にも配慮
一方で、露店側にも事情がある。生きた鶏を販売していた商人の一人は次のように話した。
「ここで売るのが違反だということは分かっている。しかし市場では処理済みの鶏しか販売できず、客は生きた鶏を求めることが多い」
商人は、安定して営業できる場所を行政に確保してほしいと訴えた。
警察は今後、市場管理当局とも協議し、商人の営業ニーズと都市景観の両立を図る解決策を模索する方針である。
住民から歓迎の声
取り締まりの様子を見守っていた住民からは歓迎の声が上がった。
「このような混乱した状況が解消されるのは本当にうれしい。長く続けてほしい」と近隣住民の一人は話した。
今回の取り組みは、法執行と住民・商人双方の意見を聞く姿勢を組み合わせたことで、地域から一定の支持を得ている。
現在、問題となっていた路地では通行が改善され、住民が安全に利用できる環境が戻りつつある。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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