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【新型コロナ】全国の感染者数が過去最多に

(C)VNEXPRESS

8月19日の新規感染者数は、全国37の省と市で1万639人となり、2020年のCOVID-19発生以降初めて1万人を超え、過去最多となった。

新規感染者のうち4232人は隔離地域か既に封鎖された地域で確認されており、残りの6407人が市中感染となっている。今回の新規感染者数は、前日から1995人増加した。これまで最も新規感染者数が多かったのは8月14日の9710人で、次いで8月8日の9684人だった。

国内で最も新規感染者数が多かったのはホーチミン市の4425人で、次いでビンズン省の3225人となっている。全国では660人の重症患者がICUで治療を受けており、27人がECMOを装着している。

これにより、ベトナムの累計感染者数は31万2611人となり、世界222ヶ国中、感染者数では第72位となっている。一方で人口100万人あたりの感染者数でみるとベトナムは、3180人で世界第169位となる。

これまでのベトナム国内のCOVID-19による死亡者数は7150人で全感染者の2.3%となっている。これは、世界のCOVID-19の平均死亡率とほぼ同じ数字だ。

感染者数が増加している一方で、昨日は、5000人が治療を終えて退院するという明るいニュースもあった。これで、これで、これまでに治療を終えて退院した患者の累計は12万59人となった。クアンニン省では30日連続で新規感染者が確認されておらず、他の5つの省でも14日間連続で新規感染者が確認されていない。

8月19日にホーチミン市、ビンズン省、ロンアン省、ドンナイ省との合同会議において、保健省のグエン・タイン・ロン大臣は、COVID-19感染者のケアをするために移動式の治療ステーションモデルを展開する考えを示した。この移動式治療ステーションは、感染者が多い地区に設置されることが期待されている。

保健省は、周辺に民家が無い体育館、文化会館、地域の人民委員会施設、民間のクリニック、公民館または、広い一軒家などから移動式治療ステーションを設置する場所を選定することを推奨している。この移動式治療ステーションには、地域の状況に応じて1人または2人の医師と5~7人の医療スタッフが配置される。また、酸素マスクを備えた酸素吸入器が少なくとも2台設置され、応急治療設備も備えている。

ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席によると、ホーチミン市のCOVID-19治療方針は、F0の自宅療養と経過観察および、病院での治療という2本柱で進められる。

ホーチミン市内では、現在1万5000人の患者が自宅療養をおこなっている。自宅療養対象者は、基礎疾患が無く症状が無いか、病院での治療から7日間が経過してウイルス量が減っている人が対象となっている。

自宅療養の有効性を高めるために、フォン主席は、各地域の自治体に対して管轄エリアに何人のF0がいるかを確認するように求めている。ホーチミン市では、10~20人のF0に対して1か所の酸素ステーションを設置するように各区、県に対して要請している。

フォン主席は、これらの酸素ステーションに、人材や設備、検査キットなどを補充して、移動式治療ステーションにアップグレードしていきたい意向だ。

また、メコンデルタ地域の12省との合同会議において、保健省のドー・スアン・トゥエン副大臣は、この地域の感染を8月25日までに抑制させるという具体的な目標を提示した。7月27日からこれまでに、この12省では、1万9754人が感染し、全国の感染者数全体の6.8%を占めている。

トゥエン副大臣は、各省に対して外部からウイルスが侵入するのを徹底的に防御し、省内で感染爆発を発生させないようにする必要があると指摘した。もし、各自治体に十分な集中隔離体制が構築できているのであれば、F1も隔離するする方が良い。同時に各省は、感染者をコミュニティから素早く隔離するために、スクリーニング検査を迅速に実施しなければならない。F0を確認した場合は、すぐに追跡調査を行い、工業団地へのウイルスの流入と工業団地からウイルスの流出の双方の感染スパイラルを食い止める必要がある。

ベトナム労働省は、COVID-19によって苦境に陥っている国民を支援することに関して、24の省と市で飢餓の危険にさらされている860万人を対象に13万トンの米を提供することを政府に提案した。これが実現すれば、1ヶ月に1人当たり15㎏の米を支給することが可能になる。

出典:18/08/2021 VNEXPRESS
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