約6兆VND規模の大型買収
中国系企業が、ベトナム大手製薬会社Imexpharmの経営権を取得した。
中国のLian SGP Holding Pte. Ltd.は、Imexpharm株1億454万株超を取得し、発行済み株式の67.87%を保有したと発表した。
これにより、Lian SGPはImexpharmの親会社となった。
親会社は中国大手「Livzon」
ベトナム医薬市場への本格進出
Lian SGPは、中国の大手製薬グループLivzon Pharmaceutical Group傘下企業である。
Livzonは、
- 医薬品
- 西洋薬
- 漢方薬
- 医薬原料
などの研究開発・製造を手掛ける中国有力製薬企業として知られる。
今回の公開買付けは2026年1月に公表され、当初はImexpharm株約1億2,000万株(77.94%)の取得を目指していた。
買付価格は1株5万7,400VNDで、取引総額は約6兆VND規模に達したとみられている。
ベトナム製薬業界有力企業
EU-GMP工場数で国内トップ級
Imexpharmは、ベトナム国内製薬企業の中でも高品質生産で知られる企業である。
特に、EU-GMP(欧州医薬品製造基準)認証工場を多数保有しており、現在は3工場群・12ラインを運営している。
2026年の会社計画では、
- 売上高:3.2兆VND
- 税引前利益:5,020億VND
を目標としており、前年同期比12.5%増を見込んでいる。
また、配当率は5〜8%を予定している。
北部市場拡大を加速へ
高付加価値医薬品を強化
Imexpharmは今後、
- EU-GMP高付加価値製品の拡大
- 北部市場への販路強化
- ドラッグストアチェーン向け流通拡大
などを重点戦略に掲げている。
2026年第1四半期決算では、売上高は減少した一方、税引後利益は820億VND超となり、前年同期比10.1%増加した。
今回の買収によって、中国資本によるベトナム医薬品市場への影響力拡大がさらに進む可能性がある。



















