「3サイズが全部同じだからストレートボディ」とからかわれるほど痩せていた女性が、10年以上にわたる筋力トレーニングを通じて健康的な体型へと変化し、多くの支持を集めている。
ベトナム北部ハイフォン出身のブイ・マイ・フーンさん(33)は現在、フィットネストレーナーとして活動し、SNSでは27万人以上のフォロワーを抱える存在となっている。
上京当時は身長170cmで45kg
フオンさんによると、10年以上前にハノイへ移り住んだ当初は、生活のストレスや体力不足に悩まされていた。
身長170㎝に対し体重は約45kgしかなく、頻繁に体調を崩していたという。
「痩せすぎて人と話すのも嫌になる時期がありました。女性らしい体のラインがないと冗談交じりに言われることもあり、落ち込みました」と当時を振り返る。
食事量を増やしても改善が見られなかったため、フーンさんはジム通いを決意した。
女性の筋トレが珍しかった時代
当時は、女性が本格的にウエイトトレーニングを行うこと自体がまだ珍しかったという。
スクワットやデッドリフトなどの基礎トレーニングを始めた当初は、全身の筋肉痛に苦しんだ。
「トレーニング後は階段を普通に降りられない日もありました。物を持つのも痛くて、何度も辞めようと思いました」と語る。
しかし、その後はトレーニング理論や栄養管理について学び、筋肉部位ごとのメニュー管理や運動強度の調整、食生活改善を徹底した。
現在では、下半身トレーニングで90〜100kg近い重量を扱えるまでになったという。
「太る」のではなく「筋肉をつける」
フーンさんは、女性が健康的に体重を増やしたい場合、「脂肪を増やす」のではなく「筋肉を育てる」意識が重要だと話す。
そのためには筋トレだけでなく、タンパク質を中心とした栄養管理が不可欠だという。
「以前は、たくさん食べれば太ると思っていた。でもジムに通って初めて、“正しく食べる”ことが体を変えるのだと理解した」と語った。
長年の継続により、体重は15kg以上増加。以前よりも引き締まり、健康的な体へと変化したという。
SNSで“21日チャレンジ”も発信
現在はパーソナルトレーナーとして活動する一方、SNSを通じて健康的なライフスタイルの発信も続けている。
特に注目を集めたのが、「フーン・ブイと21日間の規律チャレンジ」と呼ばれる企画で、
- 毎朝5時30分に5kmランニング
- 1500kcalの食事管理
- 21時前の就寝
- 週4回の筋力トレーニング
などを実践する内容となっている。
フーンさんは、「体を変えるのは短期間では無理。最も重要なのは“継続できる規律”だ」と強調する。
「誰かになる必要はない」
一方で、女性の間では「筋トレをすると体がゴツくなる」との不安も根強い。
これについてフーンさんは、「正しいフォームと適切な栄養管理を行えば、女性らしさを保ちながら引き締まった体を作れる」と説明する。
その上で、「誰かと同じになる必要はない。昨日の自分より健康で、自信を持てるようになれば、それだけで十分成功だ」と語った。
同僚トレーナーのグエン・クオック・チュン氏も、「フーンさんの強みは、一時的なモチベーションではなく、長期間にわたって規律を維持している点だ」と評価している。



















