旧ビンズン地域との接続強化を推進
ホーチミン市は2026年、スオイティエンからタンヴァン交差点(ホーチミン市ドンホア街区)まで延伸するメトロ路線の着工を予定している。地域間接続強化や交通網整備の一環として位置付けられている。
5月7日午前、ホーチミン市第3国会議員団は、タンカイン、タンヒエップ、ビンタウン各街区の有権者と意見交換を行った。
会合では、土地政策、税務、子どもの電子本人認証(レベル2)、交通インフラ整備などに関する意見が相次いだ。
特に、有権者からは旧ビンズン地域と接続するメトロ建設を加速し、自家用車・バイク依存を段階的に減らすべきとの声が上がった。
「公共交通が不足」と市民から不満
ガソリンバイク規制方針についても意見が出された。
有権者らは、全面禁止ではなく排ガス基準による管理を優先すべきだと指摘。電動車は充電時間や電気料金上昇など課題が残っていると訴えた。
また、環境汚染は交通機関だけでなく、工事現場や道路粉じんなど複数要因によるものだとの意見も示された。
タンカイン街区の有権者トン・ティ・フエン・チャン氏は、「現在の公共交通インフラでは、バイクの代替になっていない」と指摘する。
バス停やメトロ駅まで長距離を徒歩移動する必要があり、猛暑や豪雨時には不便だと訴えた。
メトロを「都市の背骨」に
ホーチミン市祖国戦線常任副主席のチューン・ティ・ビック・ハイン氏は、市が現在、近代的交通インフラ整備を重点的に進めており、メトロ網を将来都市の「背骨」と位置付けていると説明した。
そのうえで、2026年にスオイティエン-タンヴァン間メトロを着工予定であり、旧ビンズン地域との接続を拡大する方針を明らかにした。
この路線により、東部玄関口の交通負荷軽減や地域連携促進が期待されている。
環状3号線や国道13号拡張も推進
市ではこのほか、
- 旧ビンズン地域を通過する環状3号線
- ホーチミン市と旧ビンズン地域を結ぶ国道13号線拡張
など主要交通プロジェクトも進めている。
国道13号線拡張については現在、補償・用地収用手続きが進められている。
「インフラ整備20年時代を変える」
チューン・ティ・ビック・ハイン氏は、現在ホーチミン市には特別メカニズムが導入されており、プロジェクト期間短縮が期待されていると説明した。
以前は大型インフラ整備に20年近く要したケースもあったが、現在は2~3年程度への短縮を目指しているという。
同氏は、「ホーチミン市初のメトロ路線は完成まで約20年かかったが、現在は2030年までにメトロ網を概ね完成させる目標を掲げている」と述べた。



















