ホンダ・ベトナム(HVN)はこのほど、タイから輸入した「Honda Super Cub C125(スーパーカブC125)」2026年モデルの正規販売をベトナムで開始した。価格は8,737万~8,899万VND(約49万~50万円)で、2026年3月にホーチミン市の非正規販売店などを通じて輸入された車両と比べ6,000万VND以上安くなっている。
2026年モデルでは新たなカラーを設定したほか、前輪にABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を採用。クラシックなデザインを維持しながら、安全性を高めている。
正規販売で価格は最大6,260万VND下落
スーパーカブC125の2026年モデルは、2026年3月末ごろからベトナム市場に登場していた。当時はホーチミン市を中心とする非正規販売店などが、タイから輸入した車両を約1億5,000万VNDで販売していた。
今回、HVNがタイから正規輸入して販売するモデルの価格は8,737万~8,899万VNDに設定された。
非正規販売店で販売されていた車両と比較すると、価格差は約6,100万~6,260万VNDに達する。正規輸入モデルの登場は、これまで高価格で販売されてきたスーパーカブC125のベトナム市場において、販売価格の大幅な引き下げにつながる動きとなる。
2026年モデルには、グレー×ブラック、シルバー×ホワイトの新色を設定。スーパーカブ独特のクラシックなデザインを維持しながら、より現代的な印象を与えるカラーリングとなっている。
また、車体側面には立体的なウイングマークを採用し、スーパーカブシリーズとしての存在感を高めている。
前輪にABSを新搭載
2026年モデルの大きな変更点の一つが、前輪へのABS搭載である。
これまでABSは日本製の一部スーパーカブC125に採用されていたが、今回の2026年モデルにも搭載された。
ABSは急ブレーキなどの際にタイヤがロックするのを抑制する機能であり、特に市街地や路面が滑りやすい状況での安全性向上が期待される。
クラシックな外観を特徴とするスーパーカブC125だが、最新モデルではこうした安全装備を加えることで、日常的な利用にも適したモデルへと進化している。
LEDやスマートキーも装備
そのほかの装備として、ヘッドライト、テールランプ、ウインカーにはLEDを採用。丸型のデジタルLCDメーターやスマートキーも搭載している。
シートはレザー仕様の2人乗りタイプとなっており、日常の移動にも対応する。
デザイン性だけでなく、装備面でも現代のユーザーが求める機能を取り入れている点が2026年モデルの特徴である。
123.9ccエンジン、燃費は約1.5リットル/100km
エンジンは4ストロークSOHC・2バルブの単気筒123.9ccで、空冷式を採用する。
最高出力は7,500回転で9.8馬力、最大トルクは6,250回転で10Nm。4速トランスミッションを組み合わせる。
燃料消費量は約1.5リットル/100kmとされている。
2026年モデルではエンジンも改良され、排出ガス規制のEuro 4に対応している。
正規販売で市場競争にも影響
スーパーカブC125は、ベトナムでは一般的な実用バイクとは異なり、クラシックなデザインやブランド性を重視するユーザーから支持されてきたモデルである。
これまで正規販売ルートが限られていたこともあり、輸入車として比較的高い価格で販売されるケースがあった。
今回、HVNが2026年モデルを8,737万VNDから正規販売することで、購入を検討していた消費者にとって選択肢が広がるだけでなく、非正規輸入車を扱う販売店にも価格面での競争圧力がかかることになりそうだ。
価格を大幅に抑えながらABSなどの安全装備を追加したスーパーカブC125 2026年モデルは、ベトナムのクラシックバイク市場に新たな競争をもたらすモデルとなりそうである。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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