ミャンマーのミン・アウン・フライン大統領は9月6日、ベトナム・ハノイで開催された「ミャンマー・ベトナム・ビジネスフォーラム」に出席し、両国企業の協力拡大を呼びかけた。
フォーラムでは、両国の貿易・投資関係をさらに強化するとともに、デジタルインフラ、サイバーセキュリティ、デジタル化、IT、デジタル決済などの新たな分野でベトナム企業の投資を促進する方針が示された。
両国の貿易額は5億1,000万USD超
ミン・アウン・フライン大統領は、ベトナムがミャンマーにとって重要な貿易相手国の一つであると指摘した。
2025~2026年の両国の貿易総額は5億1,000万USDを超えている。
また、ベトナムはミャンマーにおける主要な投資国の一つでもある。現在、ベトナム企業によるミャンマーへの登録投資額は25億3,000万USDを超え、30件以上のプロジェクトが稼働している。
ミャンマー側は、こうした既存の投資関係を基盤として、今後さらに両国企業の連携を広げたい考えである。
デジタル分野でベトナム企業を歓迎
今回、ミャンマー側が特に協力を呼びかけたのがデジタル関連分野である。
ミン・アウン・フライン大統領は、ベトナム企業に対し、デジタルインフラ、サイバーセキュリティ、デジタルトランスフォーメーション(DX)、公共サービス、IT、デジタル決済システムなどでの協力を求めた。
さらに、イノベーションを促進するビジネス環境の構築についても両国間で協力を進める考えを示した。
ミャンマーはベトナムの投資家に対し、高度技術地域におけるテクノロジー機器の生産への参画も呼びかけている。
両国経済の接続性と補完性を強化
ベトナムのグエン・バン・タン副首相は、両国がそれぞれの経済の接続性と補完性をさらに高める必要があるとの認識を示した。
そのためには、安定的かつ透明性の高い法的枠組みを整備し、企業が活動しやすい投資・ビジネス環境を構築することが重要だとした。
また、両国が経験を共有しながら投資・ビジネス環境を改善し、企業の競争力を高めることで、質の高い外国投資を呼び込むことが必要だと指摘した。
こうした取り組みを通じ、両国がそれぞれの経済の自立性を高めながら、持続的な成長につなげることを目指す。
両国企業が協力覚書を締結
フォーラムでは、両国の企業関係者の間で複数分野における協力覚書(MOU)の締結・交換も行われた。
今回のフォーラムは、政府間の経済協力だけでなく、実際の企業間取引や投資につなげることを目的としたものとなった。
ベトナム企業にとっては、すでに一定の投資実績があるミャンマーにおいて、ITやデジタルインフラなど新たな事業機会を開拓する契機となりそうである。
ミン・アウン・フライン大統領夫妻は9月6日、9月4日から6日までのベトナム公式訪問を終え、ハノイを出発した。
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