トー・ラム国家主席、労働者の生活に理解示す
4月27日午前、ベトナムのトー・ラム国家主席は、ホーチミン市での出張中、チャインヒエップ地区の労働者200人以上と対話を行い、同市約270万人の労働組合員を代表する声に耳を傾けた。
会合では、雇用状況や生活環境、日常生活の困難について直接聞き取りを行い、労働者の実情把握に努めた。
トー・ラム国家主席は「労働者が直面する困難に深く共感するとともに、党や国家、労働組合、そして自らにも責任があると認識している」と述べた。
さらに、病気や厳しい生活環境にもかかわらず努力を続ける労働者の姿を評価し、「その忍耐力と前向きな姿勢は非常に価値がある」と強調した。
現場を支える労働者の献身
トー・ラム国家主席は、技能改善や生産性向上に貢献する労働者の存在にも言及した。
また、労働組合関係者が現場や宿舎を訪問し、労働者の生活を支えている点を高く評価し、「日常の中にこそ、現代ベトナム労働者の美しさがある」と語った。
「誰一人取り残さない」方針を強調
国家主席は、近年の労働者支援政策についても言及し、住宅支援、医療支援、教育支援など多様な施策が進められていることを評価した。
その上で、「すべての課題を解決できてはいないが、人間味ある取り組みであり、“誰一人取り残さない”という理念を体現している」と述べた。
依然として厳しい生活環境
一方で、労働者の生活環境は依然として厳しい。
多くの労働者が狭小な賃貸住宅で生活し、子どもの教育や医療費、生活費の負担に悩んでいる現状が指摘された。
国家主席は「懸命に働いても十分な蓄えができない人も多い」とし、課題の深刻さに言及した。
支援は一時的でなく構造的に
トー・ラム国家主席は、労働者支援は一時的な給付にとどまるべきではないと強調した。
具体的には以下の必要性を指摘した。
・安定した雇用と収入の確保
・安全な労働環境の整備
・適切な住宅供給
・教育・医療サービスへのアクセス改善
・文化的・精神的生活の充実
「労働者はその貢献に見合う生活水準を享受すべきである」と述べた。
労働者支援は「政治的任務」
トー・ラム国家主席は、ホーチミン市が全国有数の経済中心地であり、多くの地方出身労働者を受け入れている点を強調した。
「労働者は国家発展を支える重要な存在である」とし、労働者の努力と犠牲が現在の経済成長を支えていると評価した。
その上で、住宅、教育、医療、文化施設の整備を含め、労働者支援を「重要かつ長期的な政治課題」と位置づけた。
社会インフラ整備の加速求める
最後に国家主席は、地方政府に対し、以下の点の徹底を求めた。
・社会住宅および労働者宿舎の整備
・学校や保育施設の拡充
・医療インフラの強化
・工業団地周辺の生活環境改善
「労働者が安心して働き、家族を支えられる環境を整えることが不可欠である」と締めくくった。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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