ベトナム建設省は、南北高速道路東側の既存区間のうち、計966kmを6車線へ拡張する計画を明らかにした。
対象となるのは北部のマイソン~カムロ区間415kmと、南部のクアンガイ~ゾウザイ区間551kmである。両区間の拡張には総額約150兆VNDを見込み、2030年の供用開始を目指す。
南北高速道路966kmを6車線化
建設省が9月29日に開催した投資促進会議で、南北高速道路東側の既存区間を6車線化する計画が示された。
北側のマイソン~カムロ区間は延長415kmで、総投資額は約72兆1,850億VND。料金徴収による投資回収期間は20年を想定している。
南側のクアンガイ~ゾウザイ区間は551kmで、総投資額は約78兆2,240億VND。投資回収期間は15年を見込む。
いずれも2030年の供用開始を予定している。
ただし、現在BOT方式で料金徴収を行っている一部区間は今回の対象から外れる。北側ではディエンチャウ~バイボット区間50km、南側ではニャチャン~カムラム、カムラム~ビンハオ区間が対象外となる。
2030年までに高速道路5,000km超を目指す
今回の6車線化は、ベトナム全体で進める高速道路網の拡充計画の一環である。
高速道路網の計画上の総延長は46路線、約10,106km。ただし、これは将来的なネットワーク全体の計画であり、2030年までに完成を目指すのは5,000km超で、現在は3,345kmが完成し、1,252kmが建設中となっている。
2026~2030年には新たに2,829kmを建設するとともに、既存の高速道路1,187kmを拡張・完成させる計画である。
約1,269兆VNDの資金需要
大規模な整備を進めるうえで課題となるのが資金調達である。
2026~2030年の高速道路整備には約1,269兆VNDが必要とされる。このうち約423兆VNDは政府予算などで確保されているが、約846兆VNDについては追加の資金調達が必要となる。
建設省は、民間資金を取り込むため、2026~2030年にPPP(官民連携)方式で投資を呼び込む優先プロジェクト29件を選定している。総投資額は約922兆8,120億VNDを見込む。
環状道路や南北高速道路西側も整備
優先案件には、南北高速道路だけでなく大都市圏の環状道路も含まれる。
ハノイ首都圏では全長225kmの環状5号線を6車線で整備し、概算事業費は約125兆6,130億VND。ホーチミン市周辺では、環状3号線76kmを現在の4車線から8車線へ拡張する計画で、事業費は約38兆VNDとされる。
また、南北高速道路西側では、北部、中部高原、南部を合わせて8件のプロジェクトが計画されている。
ベトナムでは高速道路の新設だけでなく、交通量の増加に対応する既存路線の拡張も進めながら、2030年に向けて全国的な高速道路ネットワークの構築を目指している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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