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ホーチミン市、4月30日からバス無料化へ 135路線対象で交通行動の転換狙う

ホーチミン市内の路線バスを利用する市民
(C)THANH NIEN

ホーチミン市、4月30日からバス無料化を検討

ホーチミン市は、2026年4月30日より市内バスの運賃を無料化する方針で準備を進めている。各部局が実施計画を策定中であり、市民の利便性向上と予算の効率的活用を目指す。

本政策について、ホーチミン市建設局のブイ・ホア・アン副局長が、目的や実施スケジュール、予算の考え方について説明した。

135路線を対象に無料化

無料化の最大の目的は、物価上昇が続く中で市民の移動コストを軽減する社会保障政策である。また、将来的には自家用車から公共交通への転換を促し、交通渋滞の緩和や交通事故の減少、環境汚染の改善を狙う。

現在、ホーチミン市には約180のバス路線が存在し、その内訳は市内路線が135、都市間路線が45である。都市間路線は生活圏外の移動ニーズに基づくものであり、複数地域の管轄に関わるため、当面は対象外とされる。

このため、まずは市内135路線を対象に無料化を実施する方針である。これらのうち109路線は補助金対象で入札運営されており、残る26路線は市場原理で運営されているため、制度設計はそれぞれ異なる対応が求められる。

将来的にはバス網の再編も計画されており、主要幹線では300~500メートル間隔で停留所を設置する構想が示されている。

2026年4月末の施行を目指す

現在、建設局はホーチミン市人民委員会を通じてホーチミン市人民評議会に対し、簡略手続きによる決議制定を提案している。関係機関の意見聴取や祖国戦線委員会による審査も進められている。

順調に進めば、2026年4月末に決議が可決され、同月30日から無料化が開始される見通しである。

予算は約9300億VND

本政策の予算は、2026年の残り8カ月間で約9,300億VNDと試算されている。これは路線数、車両数、利用者数および無料化による需要増加を考慮して算出された。

2025年のバス利用者数は約9,700万人であり、過去の無料試験では利用者数が約30%増加した実績がある。

電子チケットで利用状況を管理

無料化に伴い、予算の不正使用や無駄を防ぐ仕組みが重視されている。電子チケットシステムを活用し、利用者数や運行頻度などのデータを蓄積することで、公共交通の最適化につなげる。

現在、約120路線・1,900台以上の車両にキャッシュレス決済設備が導入されており、バス、地下鉄、水上バス、公共自転車との連携も可能である。

また、「MultiGo」アプリや「MultiPass」カードにより、経路検索や支払い、利用者のフィードバックが可能となっている。電子チケットシステムは2026年第2四半期中に全面導入される予定である。

無料化後も乗車時にはカードのタッチが必要となる。当面は未登録カードの配布などで対応するが、新規利用者への習慣化が課題とされている。

サービス品質は維持・向上へ

無料化後も、運行時間や頻度、車両品質などは既存契約に基づき厳格に管理される。車内カメラや電子データによる監視体制に加え、市民からの苦情はホットライン「1022」やSNSを通じて受け付ける。

運転手や車掌への研修も実施し、「無料でもサービス品質はむしろ向上させる」という方針を掲げる。

渋滞・環境改善への効果を検証

政策効果については、輸送量データに加え、道路の平均走行速度やピーク時の交通密度、排出ガス量などを多角的に分析して評価する。

ホーチミン市は、バス無料化を通じて都市交通の構造転換を図る方針である。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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