ベトナム鉄道公社は、ハノイ人民委員会に対して安全管理上の問題から線路付近でのカフェ経営や写真撮影を取り締まるように今年に入って2回目の要請をおこなった。
9月12日に送付された文書の中で、鉄道公社は、ハンボン、クアナム、ディエンビエンフーなどのエリアで線路進入などの深刻な鉄道安全規律違反行為が発生していると述べている。現在このエリアでは、多くのカフェが線路わきに店舗を構え、外国人観光客が線路内に侵入して写真撮影やビデオ撮影をおこなっている。そのため、鉄道公社はハノイ市に対してこの状況を取り締まるように提案している。
ハノイを通過する線路の管理を委託されているハイハー鉄道株式会社の幹部は、COVID-19の感染拡大が収まり規制が緩和されて以降、再びこのエリアに人が集まるようになったと話す。今年の5月にもベトナム鉄道管理局がハノイ市に対して取り締まりを要請したが、状況は改善されていない。
このエリアには、2018年頃から観光客が集まるようになり、多くの外国人観光客が電車が通り過ぎる様子を写真や動画で撮影するようになった。その後、線路わきには観光客目当てのカフェが続々とオープンするようになった。
交通運輸省と協議ののち、ハノイ市は、地域の行政機関に対して、観光客が線路内に侵入して写真撮影をおこなわないようフェンスを設置するよう指示した。
出典：14/09/2022 VNEXPRESS
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