インボイスが電子署名化され、7月には契約書も電子署名化されるなど、日本よりも電子化が進むベトナム。ますますデータ保管が重要となりますが、情報セキュリティには「機密性」、「完全性」、「可用性」の3要素があります。
「機密性」は限られた人だけの情報へのアクセス、「完全性」は不正な改ざんやデータの欠損・消失などからの保護、「可用性」は必要な時に安全な情報へのアクセスです。これらが全て満たされてセキュアであると言えます。
日本をはじめ、国内外との行き来が多い経営者や管理職にとって、クラウドストレージは使い方次第では、社内のファイルサーバーよりも便利でセキュアなファイル保管庫となります。
例えば、アクセスできる権限をフォルダごとに設定すると「機密性」が担保されます。ファイルのバージョン管理(履歴管理)を備えれば、仮にファイルの改ざんや削除があっても、一つ前のファイルまで遡れます。接続元を事務所や自宅、出先等でアカウントごとに設定すれば「可用性」も担保されます。
また、スタッフの異動時にアカウントを停止すれば不用意なアクセスを防げますし、社外(第三者)との大容量ファイルの受渡しや受取り機能を備えていれば、情報漏洩の心配もありません。
クラウドストレージサービスは、使用するユーザー数や保管するデータ容量によって利用料が異なるのが一般的です。また、回線費用などが利用料に転嫁されるため、安かろう悪かろう遅かろうを防ぐためにも、トライアルなどの併用もお勧めします。