ビエンホア1工業団地で企業の移転を悪用し、一部の業者が密かには器物を違法に投棄、埋設していたことが分かった。
環境観測調査で汚染の兆候
3月19日にドンナイ省農業環境局は、ビエンホア1工業団地における環境調査の初期結果を公表した。それによると、この地域の水質、大気、土壌の環境指数は、環境汚染が進んでいる兆候を示した。
水質に関しては、、付近を流れるドンナイ川でのモニタリング調査によって、表層水質が有機物と微生物により継続的に汚染されており、特に乾季に数値が悪化していることが分かった。
大気汚染では、微粒子濃度が基準値を超える時期が増えており、特に2月から6月の乾季から雨季への移行期間に悪化が顕著になっている。また、夜間には化学品製造や金属加工によるとみられる悪臭が頻繁に発生してる。
土壌汚染についてもビエンホア市アンビン区チャンクオックトアン通りにある排水溝周辺で汚染が確認された。
また、ドンナイ省農業環境局によれば、ビエンホア1工業団地から工場が移転した跡地に一部の業者が廃棄物を違法に投棄、埋設していたことが分かった。これまでに3件の犯罪的兆候が確認され、警察が関連機関と協力して捜査を進めている。
上記の結果を踏まえてドンナイ省農業環境局は、ビエンホア1工業団地の環境汚染が確実に進んでおり、早急にこのエリアを都市・商業・サービスエリアへ転換し、環境汚染を改善する必要があると結論付けた。
また、都市の環境保護のためにドンナイ省の承認した計画に基づいて処理能力10万㎥/日以上のビエンホア市生活排水処理プロジェクトを早急に実施すべく資金調達を進める必要があると農業環境局は指摘してる。
ドンナイ省農業環境局は、ドンナイ省工業団地管理委員会及び、ビエンホア市人民委員会と協力し、ビエンホア1工業団地内の73社の企業への環境モニタリングを強化し、違反行為を発見した場合は、迅速かつ厳正に対処するとしている。
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