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【健康】ホーチミン市の医療体制が逼迫

ホーチミン市の医療機関は、通常の医療体制を確保しながらCOVID-19患者を受け入れるために、あらゆるリソースを動員して全力を尽くしている。

7月27日のTuoi Tre Onlineの取材に対して、ホーチミン市保健局のタン・チー・トゥン副局長は以下のように回答した。
「急激に増加するCOVID-19患者の治療と同時に、一般の病気で苦しむ人に対する通常の医療行為を保証することが医療関係者にとって最も重要な任務です。
これまでも多大な努力がなされてきましたが、以前のような通常の医療に対する市民の皆さまのご要望に100%対応することは難しくなっています。現在、医療現場は、皆さんの協力を強く望んでいます」

* COVID-19感染者が増加するにつれて、患者の救急搬送にはどのような問題が起きているのでしょうか?

– ホーチミン市では感染爆発が起きており、日々新規感染者が確認され、重症化する人も少なくありません。救急通報の数が増加し過ぎたので、緊急車両が順番待ちの状態になり、全ての緊急搬送要求に応えられなくなっています。

COVID-19患者と通常疾患の患者の両方の救急治療に同時に対応しなければならなくなれば、多かれ少なかれ救急治療体制に影響を及ぼし、特定の状況下では、救急搬送に遅れが出る可能性があります。市民の皆様にはご心配をおかけしておりますが、我々としてはこの新しい状況に対応すべく調整を続け、病人の救急搬送について社会のリソースを最大限活用する考えです。

* 調整とは具体的にどのようなことでしょうか?

- 救急通報の混雑を解消するために、電話回線を12本から40本に増やしました。救急派遣センター115も、今後の救急通報増加を見越して100回線に対応できるようにクアンチュンソフトウェアシティへ移転する予定です。

もちろん、電話回線を増設するのは対策の一部で、同時に救急車両の台数も増強させます。多くのスポンサーの支援によって、救急車両を12台増やせました。これで、ホーチミン市全体の救急車両は200台となり、このうち公立医療機関が85台所有しています。

また救急搬送需要の増加に対して、これまでの救急搬送用車両に加えて、タクシーを救急搬送車両に転換したり、他の省や市の民間病院から車両のサポートを受けることも考えています。さらに、今後はチューン・ハイ自動車の協力により、50台の救急搬送用車両が、低価格で提供される予定です。

また、ホーチミン市保健局は、民間病院も動員することでCOVID-19患者と通常疾患の患者の両方の受入れ先病院を確保しているところです。また公立病院も「両面対応」モデルに変更し、COVID-19患者とそれ以外の救急治療患者の両方に対応しています。

* 実際、救急搬送では患者の受入れが拒否されているケースがありますが、ホーチミン市保健局ではこの問題にどのように対処しますか?

– この点に関して、保健局は重症者の救急搬送について特別チームを編成し、受け入れと治療可能な病院の検索にあたらせます。このチームは15人のメンバーで構成され、24時間体制で業務に対応します。
また、各病院に対して事前告知なく救急患者が搬送されたとしても、病院側は受け入れを拒否できないという非常に明確な患者移送規定を制定しました。病院はとにかく患者を受け入れ、出来る限りの応急措置をおこない、患者の容態が安定したら、他の専門病院への移送を検討することになります。また、病院側は、真に必要な重症者にのみ病床を提供するため、不要不急の入院患者を入院させない必要があります。患者の緊急搬送時のこれらのルールは、各部署の責任が非常に明確に規定されています。

* 例えば救急車が必要なのに115が呼べない場合、どうすればよいのでしょうか?

-実際に115に連絡したにもかかわらず救急車が渋滞によって到着できなかったというケースはあります。このような状況の時には、一番良いのは家族が自分たちで患者を直接最寄りの医療機関へ連れていくことです。他には、各地域毎に緊急対応チームが準備されていますので、そちらへ連絡すれば、患者を適切な医療機関へ移送するのをサポートしてくれるでしょう。

出典:27/07/2021 TUOI TRE ONLINE
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作