ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

ベトナム法律事情Vol.19
建国記念日が2連休に!
ベトナムの祝日事情

―― はー。なんだか仕事に集中できません。

鷹野 いきなりネガティブですね? どうかしましたか。

―― もうすぐテトでスタッフみんなそわそわしているんですが、私はそれよりもテトの後のことばかり考えてしまって……。休みがない日々が待っているかと思うと憂鬱です。4月末には連休がありますが、日本のゴールデンウイークよりも短いし。

鷹野 確かに、祝日が少ないのはベトナムあるあるの一つですね。現在、ベトナムの祝日はテト休みを含めて10日しかありません。日本では法定の祝日は16日、それにプラスして、お盆休みや年末年始休みもありますよね。

―― 昨年は改元もあり、さらに祝日が多かったような印象がありますね。

鷹野 こちらで働いてみると、日本に比べて休日がかなり少なく思えます。しかし、そんなあなたに朗報が。

―― わ! もしや祝日が増えるんでしょうか?

鷹野 その通りです。長らく議論されてきた労働法の改正が、やっと2019年11月に国会で可決されました。改正労働法では、祝日が1日増えて年間で11日になります。現在、建国記念日は9月2日ですが、この改正により2連休となりますよ。新しい祝日が9月1日か3日かは年によって変わります。

―― それは嬉しいですね! 土日とつながればさらに連休が増えそうだし、どこに旅行しようかな。ワクワクしてきました!

鷹野 あ、でも重要なことを言い忘れていました。この法律は2021年1月に施行予定です。つまり、今年は従来の祝日と同じで、建国記念日も9月2日のみ休みですね。

―― がっかり……。

鷹野 亨 Toru Takano
長島・大野・常松法律事務所ホーチミン・オフィス弁護士。2012年日本国弁護士登録以降、経済産業省での2年半の勤務を経て、現在は主としてベトナムへの進出及び現地企業への法務アドバイスを行う。