ベトナム外務省報道官は、中東情勢に関して意見を求められ、ベトナムは民間人を対象とした暴力的攻撃を強く非難すると述べた。
10月18日に外務省のファン・トゥ・ハン報道官は、中東情勢に関して「我々は双方に対して直ちにお互いへの武力攻撃を止め、国際人道法を順守するように求める」と述べた。
ファン・トゥ・ハン報道官は、市民の生命と安全を守り、中東の和平プロセスにとって公平でお互いの納得できる長期的な解決に向けて、平和的手段で意見の相違を解決すべきだと紛争の当事者に対して呼びかけた。
「ベトナムは、国際社会による対話での紛争解決と紛争地域の市民への人道的な支援を支持し、世界と地域の平和、安全、安定の確保に貢献します」と報道官は付け加えた。
10月7日にハマスは、イスラエル国内を襲撃し、多くの民間人を殺害し、誘拐した。その後、イスラエルはガザ地区に対して空爆による報復を実行した。
10月17日には、ガザ地区にあるアル・アハリ病院が爆破され、緊張が高まった。当初、ハマス保健局は、少なくとも500人が死亡したと発表していたが、10月18日になって、その数を少なくとも471人と下方修正した。ハマスによれば、他にも314人が負傷しており、28人が重体となっている。
ハマス側はイスラエル軍がアル・アハリ病院を空爆したとして、これを戦争犯罪だと非難した。イスラエルは、これを否定し、パレスチナ・イスラム聖戦（PIJ）によるロケット砲の誤爆だと主張している。
ベトナム外務省は10月15日にベトナム国民に対して必要のない限りイスラエルへの渡航を自粛し、イスラエルに在住しているベトナム国民に対しては帰国するか第三国へ出国するよう勧告した。
出典：18/10/2023 VNEXPRESS
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