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ビジネスの育て方Vol.04|日本人出張者アテンドの大切さ|ベトナム漬けが増え、仕事も増える

KOEI VIETNAMの松村氏

 タンソンニャット国際空港の出口では、ベトナム人の集団に混ざって、出張者、協力会社、本社の上役などを出迎えている日本人がいる。私も初ベトナムだったり、海外慣れしていないお客さんをアテンドすることが多い。ベトナム駐在者としては、この街を好きになってほしいと頑張る。その結果、訪越者が増えて、仕事も増えると思っている。

 カップラーメンを2~3日分抱えて来る人などは、ベトナムの飯から飲み物、氷まで警戒している。私は20年~30年前じゃないから大丈夫ですよと説明する。美味しいお米を出す和食店に連れていき、少しずつ慣らして、最終日にはローカルフード。こんな人はまたやってくる。

 やる気満々で乗り込んでくる人もいる。昼も夜も気力充分でお酒が入ると止まらず、海外の解放感もあってか深夜2~3時まで飲んでいる。朝方まで一緒にいると、必ずまた来た時にお声が掛かる。

 最初は色々な場所に案内するけれど、何度か来越するうちに同じ宿と同じ和食店の往復だけになる人もいれば、急なお呼びで行ってみると、日本人街から近くて遠い微妙に知合いに会わなそうなホテルに泊まっている人もいる。

 週6日アテンドしている食品メーカーの方がいた。夕食には一切手を付けず、ビールしか飲んでいなかった。接待飯を毎日食べていたら確実に糖尿になる。自分の身は自分で守るしかないと勉強になった。

 あ、あ、また誰かをベトナム漬けにしてしまった。ありがたい。このベトナムの居心地の良さや気持良さの虜になった人たちによって新しい仕事が生まれ、美味しい日本レストランが増えるわけだから。

松村 貴裕 Takahiro Matsumura
KOEI VIETNAM代表取締役社長。2011年の設立と同時に赴任、2019年から再赴任。商社機能を軸にしながら、日越間の多彩なビジネスを展開中。