渋滞多発地点で立体交差を検討
ホーチミン市建設局は、慢性的な渋滞が発生している主要幹線において、高架橋や地下道の整備を検討している。
3月26日の社会・経済状況に関する記者会見で明らかにされたもので、対象となるのはコンホア通り、ファム・バン・ドン通り、国道13号線、国道22号線などの「渋滞ホットスポット」である。
高架橋・地下道は渋滞緩和の「鍵」
建設局によると、立体交差(高架橋・地下道)は近代的な交通インフラ設計において重要な解決策と位置付けられている。
交差点での交通の交錯を減らし、車両の連続走行を可能にすることで、渋滞の緩和に加え、接触事故や交通衝突のリスク低減にもつながる。
現在、市の都市計画では主要幹線道路の多くに立体交差の整備が既に盛り込まれており、今後の拡張・改修にあわせて優先的に実施される見通しである。
地下鉄・高架道路計画との整合性を重視
特に、ファンバンドン通りおよびコンホア通りでは、地下鉄や高架道路の整備計画が進められている。
このため、高架橋と地下道のいずれを採用するかについては、都市全体のインフラとの整合性を踏まえ、現在および将来の交通需要に対応できるよう慎重に検討される方針である。
信号最適化「グリーンウェーブ」導入
インフラ整備と並行し、交通運用面での対策も進められている。
その一つが「グリーンウェーブ(青信号連動)」の導入であり、複数の交差点における信号サイクルを最適化し、車両の流れをスムーズにする取り組みである。
この手法は以下の主要路線で適用されている。
- ファムバンドン通り
- マイチートー通り
- ボーバンキエット通り
- ディエンビエンフー通り
リアルタイムでの信号調整により、ピーク時の渋滞緩和が期待されている。
車線分離や左折規制で交通効率向上
さらに、ホーチミン市は交差点の交通整理も強化している。
- 左折専用レーンの設置
- 交差点形状の改良(カーブ半径の拡大など)
- 時間帯別の左折禁止措置
これに加え、交差点間隔の見直しやUターンポイントの整備も進められている。
一部交差点の閉鎖で流れを改善
これまでに、ホーチミン市は複数の交差点を閉鎖し、交通の流れの改善を図ってきた。
主な例は以下の通りである。
- コンホア通り:タンキー通り、アプバック通りとの交差点を閉鎖
- グエンタットタイン通り:ソムチエウ通り、トンダン通りとの交差点を閉鎖
- ディエンビエンフー通り:グエンバントゥーン通りとの交差点を閉鎖
渋滞対策は総合アプローチへ
ホーチミン市では、インフラ整備と交通運用の両面から渋滞対策を進めている。
今後は、高架橋・地下道といったハード整備に加え、信号制御や交通規制といったソフト施策を組み合わせることで、都市交通の抜本的な改善を目指す方針である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















