2026年第1四半期GDP、7.83%成長
ベトナムのファン・ミン・チン首相は4月4日、3月に関する定例政府会合および地方とのオンライン会議を主宰し、2026年第1四半期の社会経済状況を評価した。
財務省傘下の統計総局の報告によれば、2026年第1四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.83%増となり、2025年第1四半期の7.07%を上回った。
外部環境は不安定も、国内は堅調
ファン・ミン・チン首相は、2026年初頭の世界情勢について、
- 関税政策と各国の対応
- ウクライナ紛争の長期化
- 中東情勢による供給網の混乱
など、不確実性の高まりを指摘した。
さらに、原油・ガス価格や輸送コストの上昇、金融・商品市場の変動拡大により、世界経済のリスクが増大していると述べた。
一方で、国内の社会経済は「全体として前向きに発展」と評価し、多くの産業や地方で高い成長が見られたとした。
マクロ安定と生活水準の維持
2026年第1四半期は、
- マクロ経済の安定維持
- インフレ抑制
- 主要バランスの確保
が実現されたほか、社会保障や国民生活も維持されたと報告された。
課題はエネルギーと行政手続き
一方で、以下の課題も指摘された。
- マクロ経済運営への圧力
- エネルギー安全保障
- 行政手続きの煩雑さ
- 地方分権の不十分さ
- オンライン公共サービスの利便性不足
- 食品安全問題
これらは引き続き対応が必要なリスク要因である。
成長目標「2桁」は維持
会議でチン首相は、10%以上の成長目標を堅持する方針を改めて強調した。
その上で、
- 既存の成長エンジンの強化
- 新たな成長分野の創出
- 財政・金融政策の運営
- 公共投資の加速
- 市場の多様化
などの具体策を検討するよう指示した。
産業別ではサービス業が最大寄与
成長の内訳は以下の通りである。
- 農林水産業:3.58%増(寄与率5.60%)
- 工業・建設:8.92%増(寄与率44.08%)
- サービス:8.18%増(寄与率50.32%)
工業分野では生産活動が引き続き拡大し、建設は公共投資の実行加速により改善した。
サービス分野では、旧正月(テト)需要の拡大や訪越外国人の増加が、商業・サービスの成長を押し上げた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















