数百人が徹夜で順番待ち
4月27日夜、ハノイ郊外ゴックホイ村の国道1号線沿いで、社会住宅の購入手続きを求める数百人の市民が徹夜で列を作った。
人々は翌28日に投資主である企業が受付を開始するのを待ち、申請予約票を確保するため、夜通しその場にとどまった。
歩道に並び“徹夜待機”
現場では列が5列に分かれ、歩道いっぱいに広がった。人々はプラスチック椅子や傘、飲食物を持ち込み、長時間の待機に備えた。
疲労から椅子に横たわり、仮眠を取る人の姿も見られた。
「家を持ちたい」切実な声
最前列に並んだ女性は、以前に訪れた際すでに長蛇の列ができており断念した経験から、今回は早朝から場所を確保したと語った。
一家は現在、月額約350万~400万VNDで賃貸住宅に暮らしており、生活費を差し引くと毎月の貯蓄は限られる。
「結婚して10年以上たつが、まだハノイに自分の家がない。大きさは問わないので、安心して帰れる家が欲しい」と話した。
20年以上賃貸生活の現実
別の女性もまた、過去の“失敗”を踏まえ、椅子や食料を持参して列に並んだ。
大学卒業後にハノイへ移住して20年以上が経過するが、いまだ持ち家はなく、社会住宅の販売情報が出るたびに応募しているという。
約10億VNDからの住宅価格
今回の対象となる「Sunrise Home」プロジェクトは、敷地約3,300㎡、地上15階・地下1階、全160戸で構成される。
- 販売戸数:全体の70%
- 面積:40~59㎡
- 価格:約2,470万VND/㎡(VAT込み)
総額では約9億8,800万VNDから14億VND超となる。
同プロジェクトは市中心部から約14kmに位置する。
社会住宅計画は拡大も需要は依然高い
ハノイ市によると、2021~2025年にかけて約2万3,792戸の社会住宅が供給され、政府目標の127%を達成した。
一方、2026~2030年には
- 最低12万戸
- 最大50万戸(多目的開発)
の供給を目指すとしている。
繰り返される“徹夜行列”
2025年末にも、別の社会住宅プロジェクトで同様に数百人が徹夜で並ぶ事態が発生していた。
当時は地元当局が警備体制を強化し、秩序維持と申請支援にあたった経緯がある。
背景に住宅取得の難しさ
社会住宅を巡る長時間の行列は、都市部における住宅取得の難しさと需要の高さを改めて浮き彫りにしている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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