不法滞在のバングラデシュ人を雇用
ホーチミン市警察は5月6日、不法滞在状態にあったバングラデシュ国籍者を違法に雇用していたとして、家具関連企業の社長夫妻を起訴したと発表した。
起訴されたのは、家具・内装関連企業トゥイモックファット社の社長であるビー・バン・リン容疑者(36)と、その妻で同社経理担当のチャン・ティ・ヒエン容疑者(36)。捜査当局は、外国人を違法にベトナムへ滞在させた疑いで捜査を進めている。
11人を摘発、10人が滞在期限超過
事件の発端は、外国人居住管理を担当する出入国管理局と地元警察による調査である。
当局は、旧ビンズン省ベンカット市(現ホーチミン市チャインフーホア街区)の住宅で不審な動きがあることを把握。2025年11月28日午後8時頃、行政立ち入り検査を実施した。
その結果、住宅内に集まっていたバングラデシュ国籍の11人を確認。いずれも一時滞在届を提出しておらず、旅券や査証(ビザ)も提示できなかった。
警察の確認では、このうち10人がベトナムでの滞在期限を超過していたことが判明した。
社長夫妻が住居や送迎を手配
その後の捜査で、警察は社長夫妻がグループの違法滞在を主導していたと断定した。
夫妻は、対象者らが有効な在留資格を持たず、ビザ期限も切れていることを認識していたにもかかわらず、利益目的で住居や送迎車両を手配。さらに、自社工場で働かせ、給与も支払っていたという。
記事によれば、11人の外国人労働者は同社の生産事業活動に従事していた。
当局「違法雇用は厳格に処分」
ホーチミン市警は今回の事件を受け、外国人の入国・出国・滞在管理に関する法令順守を改めて呼びかけた。
企業が外国人を雇用する場合には、招聘手続き、ビザ取得、労働許可証の発行などを適切に行う必要があると強調している。
警察関係者は、「外国人の違法滞在や不法就労を隠蔽・支援する行為は、法律に基づき厳正に処分される」と警告している。
この事件は、現在も関係当局による追加捜査が続いている。




















