ベトナムで記録的猛暑予測 6月に42℃到達の可能性
ベトナム国家気象予報センターは、2026年6月に全国で2〜3回の猛暑が発生し、中部の一部地域では最高気温が41〜42℃に達する可能性があるとの見通しを示した。
同センターによると、5月26日から27日にかけても北部および中部で厳しい暑さが続く見込みで、特に北部平野部、フートー省、タインホア省からフエ市にかけては「極めて危険な猛暑」となる可能性がある。
これらの地域では最高気温が38〜40℃、一部では40℃を超えると予想されており、最低湿度は40〜45%程度まで低下する見込みである。最も暑くなる時間帯は午前9時から午後6時ごろとされている。
北部・中部各地で40℃超えも
また、ディエンビエン省とライチャウ省を除く北部地域や、ダナン市からクアンガイ省、ラムドン省東部にかけても猛暑が続く見通しである。
これらの地域では最高気温36〜38℃、一部では40℃を超える可能性があり、最低湿度は45〜50%程度になると予測されている。
気象当局は、天気予報で示される気温と、実際に屋外で体感する温度には2〜4℃程度の差が生じる場合があると指摘。特にアスファルト道路やコンクリート面では、さらに高温になる可能性があるとして注意を呼びかけている。
猛暑の原因は熱帯低気圧とフェーン現象
国家気象予報センターのグエン・バン・フーン予報部長は、今回の猛暑について、エルニーニョの直接的影響ではなく、低気圧性循環とフェーン現象による影響が主因であると説明した。
一方で、エルニーニョ現象そのものは現在発生段階にあり、8月ごろまで全国の平均気温を平年比で0.5〜1.0℃押し上げる可能性があるという。
これにより、2026年の夏は2025年や平年と比べても猛暑日や熱波の回数が増加する見通しである。
フーン部長は「6月には2〜3回の猛暑が発生する可能性がある。一般的には37〜39℃程度だが、タインホア省からフエ市西部の山岳地帯では41〜42℃に達する地域も出る可能性がある」と述べた。
当局が熱中症対策を呼びかけ
気象当局は、猛暑警報が出ている期間中、特に午前11時から午後4時までの間は不要不急の外出を控えるよう勧告している。
また、のどが渇く前に十分な水分を補給すること、屋外では日差しを避ける対策を取ること、冷房の効いた室内との急激な温度差を避けることなどを推奨している。
屋外労働者については、作業時間の調整や休憩時間の確保に加え、倦怠感やめまい、頭痛など熱中症の兆候に注意するよう呼びかけた。
特に子ども、高齢者、基礎疾患を持つ人は猛暑による影響を受けやすいため、家族による十分な配慮が必要としている。



















