5月28日午後、タイを公式訪問中のベトナムのトー・ラム国家主席夫妻は、タイ王宮においてマハー・ワチラロンコン国王および王妃を表敬訪問した。
今回の訪問は、ベトナムとタイの国交樹立50周年の節目にあたり、さらに両国が2025年に関係を包括的な戦略的パートナーシップへ格上げした後、初めて行われる重要な首脳レベル交流となった。
タイ国王、ベトナムの発展成果を評価
ワチラロンコン国王は、トー・ラム書記長兼国家主席夫妻の公式訪問を歓迎し、今回の訪問が両国関係をさらに深化させる重要な機会になるとの認識を示した。
また、近年のベトナムの経済・社会発展の成果を高く評価するとともに、今後も国づくりと国民生活の向上においてさらなる成果を収めることへの期待を表明した。
国王はこの機会に、過去にベトナムを訪問した際の思い出や、ベトナムの国土と国民に対する良好な印象についても語った。
両国関係の発展を高く評価
トー・ラム国家主席は、タイ王室による温かく丁重な歓迎に謝意を示すとともに、ベトナムの最高指導部からの親書と祝意を国王夫妻に伝達した。
さらに、タイが近年達成した包括的な発展成果を祝福し、国王の指導の下でタイが今後も繁栄を続け、地域および国際社会において一層重要な役割を果たすとの期待を示した。
また、ベトナムはタイとの関係を極めて重視していると強調。両国関係は2013年の戦略的パートナーシップ締結、そして2025年の包括的な戦略的パートナーシップへの格上げを経て大きく発展してきたと評価した。
現在、タイはASEAN域内でベトナム最大の貿易相手国であり、ベトナムにとって主要な投資国の一つとなっている。
2026~2031年行動計画の推進を確認
トー・ラム国家主席は、先に行われたアヌティン・チャーンウィーラクーン首相との会談が大きな成果を収めたことを報告した。
双方はその中で、2026~2031年の包括的な戦略的パートナーシップ行動計画に署名しており、防衛・安全保障、経済、科学技術、連結性強化、文化交流、人的交流など幅広い分野での協力拡大を進めることで一致した。
また、これら重点協力分野の推進に向け、タイ国王の継続的な支援を求めた。
タイ王室による対ベトナム支援に謝意
トー・ラム国家主席は、ワチラロンコン国王が皇太子時代の1992年および1997年に行ったベトナム訪問を振り返り、両国国民の相互理解と友好関係の強化に大きく貢献した歴史的な節目であったと評価した。
さらに、タイ王室がベトナムで実施してきた教育、地域開発、社会福祉分野の支援プロジェクトに謝意を表明した。
加えて、タイ政府および王室がタイ在住ベトナム人コミュニティに対し、安定した生活環境と社会統合の機会を提供していることに感謝を示した。その上で、タイ国内にあるホーチミン主席記念施設やベトナム寺院など、ベトナム文化遺産の保存と活用への継続的な支援を要請した。
タイ国王夫妻をベトナムへ招待
会見の席で、トー・ラム書記長兼国家主席はワチラロンコン国王夫妻に対し、近い将来のベトナム訪問を正式に招請した。
これに対し国王は喜んで招待を受諾し、早期にベトナムを再訪したいとの意向を示した。
なお、これに先立ちトー・ラム国家主席夫妻およびベトナム高官代表団は、故シリキット王太后を追悼するため献花を行い、弔問記帳を行った。



















