ホーチミン市建設局は、公共交通施設内にスマート立体駐車場を整備する計画を発表した。2026年末までに4カ所の高層駐車施設の完成を目指し、慢性的な駐車場不足の解消を図る。
バスターミナル敷地内に4施設を建設
建設局によると、公共交通管理センターがホーチミン市管理下のバスターミナルを対象に調査を実施し、高層駐車場の整備計画を提案した。
これを受け、ホーチミン市は2026年の公共交通インフラ維持予算への追加計上を提案しており、交通事業予算を活用して4カ所の地上型立体駐車場を設置する方針である。
予算確保後は、経済・技術報告書の作成や各種手続きを進め、2026年内の完成を目指す。
駐車能力は各施設で自動車約50台
計画では、以下の4カ所に立体駐車場を整備する。
- チョロン・バスターミナルA区画
- チョロン・バスターミナルB区画
- 23/9公園バスターミナル
- タンフー・バスターミナル
各施設の収容能力は、自動車約50台、バイク約120台を想定している。
地下駐車場より低コストで設置も容易
建設局は、高層立体駐車場について、地下駐車場と比べて必要用地が少なく、建設コストも低いと説明している。
また、
- 設置工事が比較的容易
- 工期が短い
- 必要に応じて解体・移設が可能
といった利点があるとして、市中心部や駐車需要の高い地域への導入を進める方針である。
20年近く進まなかった駐車場整備
ホーチミン市では2006年以前から10カ所以上の公共駐車場整備計画が掲げられてきた。
しかし、その後計画地は次第に縮小され、最終的に4カ所の地下駐車場計画のみが残ったものの、現在まで着工された案件はない。
深刻な駐車場不足は市民生活に支障をきたしているだけでなく、道路脇への違法駐車場の乱立を招き、交通安全や都市景観の悪化につながっている。
建設局は今後、地下駐車場と地上型駐車場の両方について、新たな投資促進策や制度整備を検討していくとしている。




















